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失恋する私の為の人生見直し映画コラム

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失恋の傷は書くことによって癒されていくようです
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#映画館の思い出

失恋する私の為の人生見直し映画コラム     ⑨「髪結いの亭主」

失恋する私の為の人生見直し映画コラム     ⑨「髪結いの亭主」


祝2周年noteにこのコラムを描き始めて2周年になったバッチをもらった。久しぶりにサイトを開いたその日だったから、リスタートとして幸先がいいぞとちょっと嬉しかった。直近の失恋からも2年・・・もはや心の痛みなど全くなく、よく食べ良く眠り、運動系の教室にも通って体を動かし、むしろ以前より楽しい毎日を送れているような気がする。こうなると何回も失恋してきたのもいい経験だった。
今までだったら、回復するの

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失恋する私の為の人生見直し映画コラム  ①「モンテネグロ」

失恋する私の為の人生見直し映画コラム  ①「モンテネグロ」

1989年私は京都にいた。大学4年の夏、京都駅のすぐ横の船形の建物の中にある、ルネサンスホールでこの映画を見たはずだ。

見たはずだというのは、物持ちのいい私はこの時のチラシを宝物のように大事にしまっており、今それを見ながら、書いているからだ。

ユーゴスラビアの鬼才ドウシャン・マカヴェイエフ監督特集を組んでいて、「スイート・ムービー」「WRオルガニズムの神秘」の3本立てで上映されていた。

チラ

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失恋する私の為の人生見直し映画コラム  ② 「コカコーラ・キッド」

失恋する私の為の人生見直し映画コラム  ② 「コカコーラ・キッド」

またまたマカヴェイエフ監督作品ですが母国のユーゴスラビアで、自身の映画がその過激さにより上映禁止になったマカヴェイエフは、その後スウェーデンで「モンテネグロ」を撮った後、オーストラリアで「コカコーラ・キッド」を撮った。

私は「モンテネグロ」の数年後、多分1990代年始めに、この「コカコーラ・キッド」を見たのだが、どこの映画館でどういう風に見たかは、覚えていない。チラシもパンフレットも残ってないの

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失恋する私の為の人生見直し映画コラム  ③「神経衰弱ぎりぎりの女たち」

失恋する私の為の人生見直し映画コラム  ③「神経衰弱ぎりぎりの女たち」

1990年代初頭のある日の近鉄小劇場私はこの映画をこの場所で見た。同時上映の同じペドロ・アルモドバル監督の初期作品「バチ当たり修道院の最期」のチラシを現在まで大事に保管していたので、当時の様子を少しずつ思い出すことができた。

ただ、私は何故「神経衰弱ぎりぎりの女たち」ではなくて「バチ当たり・・・」の方のチラシしか持っていないのかが思い出せない。やはりあまり知識がない中で、チラシ置き場から適当に持

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失恋する私の為の人生見直し映画コラム  ④「ラウンダーズ」

失恋する私の為の人生見直し映画コラム  ④「ラウンダーズ」

1999年、32才再起を誓って東京にいた。二十代半ば、早々と東京での仕事に挫折した私はボロボロになって田舎に帰り、多少のお金を貯めて、まだ夢を諦めきれずに、三十代前半でまた上京した。知人の紹介でやっと映像関係の仕事を得て、京都から東京に出たのに二年も続けることが出来なかった。京都の仲間たちにもあきれられたのでその後はあまり会ってなく、以前のバイト先には顔を出すこともできなかった。それは現在も続いて

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失恋する私の為の人生見直し映画コラム  ⑤「カラー・オブ・ハート」

失恋する私の為の人生見直し映画コラム  ⑤「カラー・オブ・ハート」

人生最大で最後の失恋(と思いたい)から半年。さすがに心の痛みは少しずつ癒えてきていると感じる。あの時は「恋愛」という列車(のぞみとかこだまのようなものだと思って下さい)から強制的に下車を促されて(まったく誰がどんな権限を持って?と問いたいよ)、自分の足で目的地に向かうように示された(これまた、それがどんな場所かは決して教えてくれないのだ)。進み始めてみると、自分の足の裏の幅しかない道が付いた崖があ

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失恋する私の為の人生見直し映画コラム  ⑥「8 1/2」その1

失恋する私の為の人生見直し映画コラム  ⑥「8 1/2」その1

“はっかにぶんのいち”と読むらしいイタリアの巨匠フェデリコ・フェリーニの8と2分の1本目の監督作(半分だけ監督したものも含むため)。

「失恋する私の為の人生見直し映画コラム」を書いていこうと思い立った時、最初にやったことは、ネットで宅配DVDレンタルの会員になり、頭に浮かんでくる思いつく限りの映画のタイトルを、次々と「お気に入り」のリストに入れていくことだった。

このコラム①の「モンテネグロ」

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失恋する私の為の人生見直し映画コラム  ⑥ 「8 1/2」その2

失恋する私の為の人生見直し映画コラム  ⑥ 「8 1/2」その2

本当はそれだけじゃないさて、大学時代の私が初めてこの映画を見た時、半分くらい寝てしまったので、中途半端にしか理解出来ず、妻と愛人の間で揺れ動くフェリーニの都合のよい願望の話、みたいな浅薄な見方をしてしまっていたが、本当はそれだけの話ではない。今回見直してみて、やっと全貌が明らかになった。それにしても理解出来るまで三度も見ることになるとは・・・。

まず、最初はあえてなんの予備知識も頭に入れず、見始

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失恋する私の為の人生見直し映画コラム  ⑦「(ハル)」

失恋する私の為の人生見直し映画コラム  ⑦「(ハル)」

突然陽だまりのようにそれは、昨年の、ある冬の日の朝だった。もう木枯しが吹く頃だったが、この日は太陽が出ていて、寝室のある二階のカーテンを開けると、陽だまりができた。少しゆっくり起きてもいい日だったのに、うっかり早起きしてしまい、時間を見るためになんとなくテレビをつける。そうだ、せっかく早起きしたのだから、大好きな「石立鉄男」のドラマを見よう(早朝よくやっていますよね)と、契約している映画専門チャン

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失恋する私の為の人生見直し映画コラム  ⑧ 「お引越し」

失恋する私の為の人生見直し映画コラム  ⑧ 「お引越し」

まず前回の書ききれなかったことから

このコラムの⑦「(ハル)」で映画とともに森田芳光監督のこともあらためて自分で「見直し」て、やっと少し理解できた気になり、嬉しくなったところで、今度は相米慎二監督のことも気になってきたので、書いて見たくなった。

二人は、1980年代に青春時代を送った映画少年少女には憧れの存在で、尊敬する対象だった。そして二人とも確とした自分のスタイルがあり、個性の塊で唯一無二

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