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今日も一日"営業"をやってきたやつの話。

今日もなんてことのない一日が終わった。朝から晩まで、仕事ってやつだ。色々な仕事があるなかで、僕はこの仕事を選択した。今は広告の営業をしている。あんなにたくさん、数多にある仕事の中から、この会社で、仕事をしている。自分がやりたいこととはかけ離れながら、小さいころに描いていた自分とはかけ離れながら。

ふと、自分がやっていることに何の意味があるんだろうと思ったりすることがある。お客さんに怒鳴られたり、先輩・同僚に呆れられたり。何のために仕事をしてるんだろう…と。

今あなたがしている仕事は、どんな仕事ですか? 他の人の笑顔を直接見ることのできる仕事ですか?それとも縁の下の力持ち的な、どこかで誰かが笑顔になっている仕事ですか?

どんな仕事でも、誰かの役に立っている。でもそうは言っても、わからないものはわからない。見えないものは見えない。実感できないんだから役に立ってないのも同じだ。

そんなことを考えたこともある。

でも辺りを見渡すと、みな誰かのために、誰かを喜ばせるために仕事をしている。周りには感謝がいっぱい隠れているんだ。

あなたが見回りをして管理してくれているから、この自転車置場は成り立っているんだ。いつも駐めさせてもらっているよ、ありがとう。
あなたがデザインをしてくれたこの服を着て、毎日を頑張ることができているよ、ありがとう。
あなたが育ててくれたこのトマト、大好きなんだよ。食べて元気もりもりさ、ありがとう。

絶対にどこかで人は繋がっている。自分がやっていることも誰かの役にたっている。周りに見えてないだけで、あなたは一人ではない。少なくとも、僕がいる。声をあげてくれれば振り向く。きっと一人ではないはずだ。

何のために仕事をするのか、考えることもあるだろう。考えたこともあるだろう。正解なんてものはないけれど、誰かのために働いている。人として生まれた以上、もう離れられやしないのさ。誰かと繋がっている。

毎日のことに、感謝しよう。感謝を見つけてみよう。人の温かさに触れることが、自分を作り出す材料になる。何気ない日常に一つの隠し味が出来上がる。

僕は今日も感謝を探す。生きている価値を十分に身に染み込ませながら、

明日も一日営業をやるのだ。

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