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価値を見つける #89

価値とは、
1 その事物がどのくらい役に立つか 
 の値打ち。
2 商品が持つ交換価値の本質と
 されるもの。
3 あらゆる個人・社会を通じて常に
 承認されるべき絶対性をもった  
 性質。
と辞書にはあります。

ここでは、
他人が価値があると
思うかどうかではなく、
自分にとって
価値があるかどうかを
書いてみます。

価値と言うと、
どうしても、みんなが認めて
初めて価値があると思うことが
多いと思いますが、
時代や世間が認める
価値はさておき、
自分自身にとって
価値あるものが何かを
明確にしておきたいのです。

時代の価値など、
時代が変われば、
簡単に手のひら返しの
ように変わることは、
歴史が証明しています。
お金の価値も
時代の変わり目には
一瞬にして無に帰します。
客観的な不変の価値など
元々存在しないのです。

それどころか、個人の
斬新な価値に対しては、
時代や社会の価値観が、
否定的、排他的に
押しつぶそうとするのが
常です。

人間は、ぬるま湯につかるのが
好きですから、変化を好みません。
自分のいる世界や持っている
権益を手放したくはありません。
放っておいても、
自然淘汰されますが、
常に激しい抵抗をします。

ここで、大事なのは、時代の価値観
に翻弄されて、自分自身の価値観を
見失ってしまうことです。
社会が求める価値を基準に
自分には価値がないと思うことは、
あってはならないことです。

この世に生を受け、こうして
生きている自分に価値がない
なんてことは、絶対にありません。
お前なんか価値がないんだと
言う、他人の言葉に負けては
なりません。

社会は偏見で満ちています。
その偏見により、個人の
価値は圧力を受けます。
普通が、優先され、
少しでも普通から外れると
価値がないと決めつけて
しまいます。

自分自身の在り方、
考え方、生き方、学び方
職業、学歴、すべてに
自分の価値観をしっかりと
織り込んでいくと
それが自分の価値となる
と思います。

職業ひとつとっても、
どの職業も人の役に立って
いて、社会を支えています。
自分の職業に価値があると
思えないのは、周りの偏見に
惑わされて、本質的な価値に
気付けていないだけです。

価値がないから
出発するのではなく、
価値があるから
出発してみると
いろいろな価値を
見つけ出せるのでは
ないかと思います。

子どもたちが
将来に夢を持つためには
大人が自分の仕事、
自分の家庭、自分自身に
自信を持ち、その価値を
知ることが何よりも
大切です。
(和尚の独り言)

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