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和尚のつぶやき #252(働きに生かされる)

働き方改革ということで
働くことが見直されていますが
もう少し広い意味での
働きについて考えてみます
まずは働き方改革で言う
働くイコール労働が
思い浮かぶと思います
お金を稼ぐために働くのだから
自分のためだと考えます
しかし働くとは「はたを楽にする」ことだ
と言われるように
まわりのための働きであり
それぞれの働きが役に立っています
そうしてお互いの働きが
相互作用を生み一つの営みとなります
そう考えると働くことは
素晴らしいことです

お金を稼ぐための労働だけでなく
子育てや家事 地域活動に
ボランティアと たくさんの
働く場面はあります
自分の働きが役立っている
世の中を支えていると言う気持ちが
働く喜びにつながります
会社も社長から役員、管理職
営業、経理、総務、警備、清掃と
様々な分野に携わる人たちによって
支えられています
誰一人かけても会社は成り立ちません
そんな当たり前のことに気付かずに
役職や立場に胡坐をかいているようでは
自分の働きにも喜びは感じられないでしょう

自分の体をじっくり見つめてください
なんとたくさんの働きで
生かされていることでしょうか
すべての内臓が協力し
支え合いながら働いてくれています
心臓も肺も自分のためではなく
体全体がうまく動くように
一生懸命黙々と働いてくれています
色々な不調を抱えてはいますが
それも自分の不摂生が原因で
内臓たちに申し訳ありません
病気だと愚痴を言える立場にありません
ただただ感謝です

社会を見回しても
私がこうして生活できるのも
多くの人の働きがあってこそです
当たり前ですが普段は考えもしません
社会や政府や世間のせいにばかりして
ニュースを見ては愚痴しか出ません
総理大臣の悪口 国会議員の悪口
企業の悪口 悪口のオンパレードです
では自分ができるかと言えば
到底できることではありません
今の快適な生活ができるのは
先人の苦難の歴史の中での働きがあり
今の社会でたくさんの人々が
一生懸命働いてくれているからです
そして自分もその一翼を担っています
まさに小さな一つひとつの働きが
支え合って社会が成り立っています
今の豊かな生活は世界中の人々に
支えられていることを
感じずにはいられません





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