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介護士の人事異動をポジティブに考える!

【人事異動の必要性】
併設型の施設では、入所サービスではいくつかフロア-やユニットごとに分かれていたり、短期入所も別個であったりしますね。
居宅(在宅)サービスはデイサービスや訪問介護(ヘルパーステーション)があるところが一般的ですね。
こういった施設は少なからず人事異動が生じております。逆言えばあまり人事異動が行われない施設は、組織活性化の為にしていくべきでしょう。

又、人事異動は介護士の人材不足解決の要素を含みますので時勢柄避けられないと言っても過言ではないでしょう。まさに人材不足解決に内側から出来る事の一つでもあります。

※人事異動は必要だがデメリットもある※
職員にとって業務内容や通勤時間が変わったり、新たな人間関係の問題が生じてモチベーションが下がる事もあります。
又、引継ぎに時間を用したり組織として多少の時間のロスも生じたりします。
ちなみに、栄転でもない限り給与に関しては基本変わりません。異動先の職種も同じ介護士であれば下がる事もまずありません。法律で、不利益変更が禁止されているからです。

【人事異動による組織の主な目的】

人事異動には組織上の目的!

①不正の防止
長く同じ職員同士でいる事により、組織の腐敗化や硬直化を防ぎます。
例えば、居宅サービスの訪問介護事業所等に関しては利用者、ご家族だけではなく、外部取引先(居宅介護支援事業所等)とも癒着が生まれる危険性を回避する事ができます。

②人材育成
他部署へ異動することにより新たな知識の吸収や経験を積めスキルアップが期待できます。

③適材適所を見出す
その職員にとって適材適所を見つけやすくなります。

④意欲低下防止
一般の企業でも新卒から2年目、3年目になると中だるみといわれる現象が起きやすいものです。そういったモチベーションの低下を異動により一掃できる狙いがあります。

⑤経営戦略
介護士に関しては、人員配置基準に充足していなければなりません。これを満たすようにうまく配置していく必要があります。人事異動により、人員配置基準に余裕を持った配置が可能になるかもしれません。

【介護業界における人事異動の課題と解決】
デメリットの注意書きでお伝えしたように、職員のモチベーションが下がり、最悪退職を申し出る人もおります。ここでは上記の人事異動の組織の主な目的を説明すべきです。理由がわかれば頭では理解するでしょう。納得に繋がられるかは感情の問題です。
そこで、厚労省がよびかけている介護士へのメンタルヘルスケアも、日頃からと迄いかなくとも人事異動の際は注視してほしい試みです。

【介護士という職種からみる人事異動の効果】
介護の仕事は利用者ごとの個別ケアになります。様々な利用者のケアを行うことで介護技術が向上するのは言うまでもありません。上でお伝えした人材育成に直結するでしょう。
更に、入所サービスの職員が居宅(在宅)サービスの仕事を経験する事で、利用者を考察する視点も異なり大きく介護士として成長可能です。逆もまた然りです。

最終的には介護士の成長とともに仕事の士気があがれば大変喜ばしいものですね!

まとめ

【人事異動の必要性】
※人事異動は必要だがデメリットもある※
【人事異動による組織の主な目的】
【介護業界における人事異動の課題と解決】
【介護士という職種からみる人事異動の効果】

読んでいただきありがとうございます!!



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