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イタリア旅行2019 7日目-6月28日(金)

 フィレンツェ2日目の朝です。起きてホテルの1階で朝食をいただきます。結構種類も豊富なバイキングでした。このホテルの一階にはドミトリーがあるのか、色んな若い人が出入りしていました。

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 さて今日は朝からウフィツィ美術館に徒歩で向かいます。ヴァチカン美術館同様、近年は来館者が増えていて時間制で予約して入場します。朝の8:15から入場可能です( 15分おきに予約可能。€24)。我々は8:45を予約。美術館に到着し受付でプリントアウトしてきたチケットを提示し入場します。

ウフィツィ美術館 ※フィレンツェの美術館の総合チケットサイトです。
http://www.b-ticket.com/b-Ticket/uffizi/?_ga=2.89554203.1616792238.1555138038-14855556.1555137999

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背後のカラフルな橋はアルノ川に架かるご存知ヴェッキオ橋。

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 26年振りにやってきたウフィツィ美術館は外観こそそれほど変わっていないものの、展示は激変していました。思えば26年前はのんびりしていて、当日券で楽々入場し館内も空いていました。ボッティチェリの名作も無造作というと語弊ありますが、普通に展示されていました。またライティングがちょっといい加減で、当日天気が悪かったのもあり絵がくすんで見えた記憶があります(主に自然光だったのではと思います)。

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 しかし今回来てみたら作品はきちんと作家毎の部屋に分けられ、パネルやキャプションも綺麗になり、そして何よりライティングが完璧に整えられてました。そしてボッティチェリやダヴィンチ、ラファエロの重要作品は防弾ガラスで保護されていました。

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 ここでもツアー団体客がたくさん訪れています。一見すると韓国や中国の旅行者が多く、また日本人の中高年ツアーも結構見掛けます。ガイドが主要作品の前で説明すると、そこは人だまりが出来てしまい鑑賞の妨げになってしまってました。仕方なく団体客が過ぎるのを持ってじっくり鑑賞します。団体客がいなくなると結構じっくり間近で見ることが出来ました。
 以前はくすんで見えたボッティチェリの『ヴィーナスの誕生』が見違えるような素晴らしい色彩で光り輝いて見えます。そして最も感動したのは『春(プリマヴェーラ)』です。人物の足元に描かれた様々な植物は幾重ものレイヤーが重なっていて深い奥行きを感じさせます。完成度で言えば『ヴィーナスの誕生』よりも高いのではとすら思いました。

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 ここはダヴィンチ、ラファエロ、フィリッポ、フラ・アンジェリコ・・・ルネッサンス絵画の宝庫です。そしてそれに続くのはカラバッジオ、デューラー、エル・グレコ、レンブラントなど、物凄い量で見応えありました。一階のミュージアム・ショップはかなり広くグッズの量も相当なものです。少しお土産を買ってお昼となりました。

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右は作品に描き込まれたボッティチェリの自画像。

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大好きなエル・グレコの作品。

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デューラーの描写は凄い!

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 ランチはシャッキーさんと待ち合わせて食べるのですが、朝からレストランの仕事に出ていたRyusukeさんも合流してくれました。ランチの前に少し歩いてフィレンツェ土産を探します。今日はフィレンツェ名物革製品のセールを野外でやってるので、そちらへ案内していただきました。安価で良い製品が安心して買えました。またオリーブオイル店に行きオイルや塩を購入します。

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たくさんの業者が出店して革製品を売ってます。

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 さてお昼はRyusukeさんオススメのナポリピザのお店Ciro & Sonsへ。かなり広い店内(天井も高い)で人気店らしくお客さんで一杯です。4人で3種のピザをいただきました。これまた美味しかったです!

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 トイレが2階にあるのですが、階段の壁面にはこのお店のファミリーの写真がたくさん並んでいて微笑ましかったです。ちょっと高い店かと思ってましたが、それほどでもなくコスパも素晴らしいお店でした。

Ciro & Sons
https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187895-d946107-Reviews-Ciro_and_Sons-Florence_Tuscany.html

 食後は世界最古と言われるサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局に行ってお土産を買いました。もともとは修道院だったお店の中は、歴史ある装飾で必見です。フレスコ画も素晴らしく買い物も忘れて見入ります。香水も有名で良い香りが漂っていました。また店内やテラスでお茶も飲めたりします。

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サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局
https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g187895-d195012-Reviews-Officina_Profumo_Farmaceutica_di_Santa_Maria_Novella-Florence_Tuscany.html

 ここで午後からの仕事に戻るRyusukeさんとお別れです。帰りの電車の時間を考えると行けそうなのは1か所くらい。ドゥオモの中も入ってみたかったのですが、入口には大行列が出来ていて無理そうです。シャッキーさんのオススメはミケランジェロ広場でしたが、少し離れているので、結局駅にも近いサンタ・マリア・ノヴェッラ教会に行きました。

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 中に入ると天井から下がっているジョットの「キリスト磔刑図」が目に飛び込んできました。思ったより内部は広いものでした。マサッチョのフレスコ画を始め素晴らしいステンドグラスも多数あり、見応えは十分ありました。観光客も少なく穴場かもしれません。

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右側に描かれているのはトマス・アクィナス。

サンタ・マリア・ノヴェッラ教会
https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g187895-d209207-Reviews-Church_of_Santa_Maria_Novella-Florence_Tuscany.html

 ホテルに荷物を取りに戻り、とうとうシャッキーさんともお別れです。大変お世話になりました!
 駅に行く前に、シャッキーさんに教えてもらったオススメの地元のスーパーでお菓子などお土産を買います。後で空港で見たら同じ商品がかなり高かったので、ここで買って良かったです。
 帰りは17:59発のトレニタリアに乗ります。19:33にローマ、テルミニ駅に到着。またまたホテル・パーカーへ向かいチェックインしようとしたら、手違いで部屋が無いので近くの同等のホテルを取ったとのこと。そちらのホテルHotel Donatelloへ移動します。徒歩数分で着きました。同等クラスとのことでしたが、ホテル・パーカーより少し綺麗でした。
Hotel Donatello
https://www.tripadvisor.jp/Hotel_Review-g187791-d231286-Reviews-Hotel_Donatello-Rome_Lazio.html
 
 夕食は決めてなかったので、ホテル周辺で探し見付けたイタリアンでローマ最後のディナーです。徒歩10分くらいで行ける新し目の明るいレストランでしたが、地元の人たちで賑わってました。一見日本のカルボナーラに似たカチョエペペを頼みましたが、味はそこそこ美味しかったです。

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Bottega Trattoria De Santis
https://www.bottegatrattoriadesantis.it/

 ホテルに戻りぐっすり就寝です。(続く) Photo by Shin & Rei

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