視覚障がい者にとって環境の変化は大変だけど、素敵な対応に出逢えるチャンスでもある! #やまぴー日々短文雑記

視覚障がい者になって、ぼくが大変だと思うことの1つは新しい環境になるときです。
ですが今回は環境の変化によっての感動体験したお話しです。

先日、今まで利用していたトレーニングジムが閉店することになってしまうことを知りました。それで新しいトレーニングジムを探すことになりました。

トレーニングジムにかぎらず、いつも利用するところは、どこに何があるのか、時間をかけて覚えていきます。
ただ、よくスーパーやコンビニなどでリニューアルなどで、レイアウトと変更などで、置いてある物の位置が変わってしまうと、せっかく時間をかけて覚えた配置が一瞬にしてやり直しになります💦
また一から覚えなおし。
けっこう、こういうことがストレスになります。

なので、環境の変化は大変なんです。
ただ今回、新しいトレーニングジムを利用することになって、いろいろと気づきの発見がありました。

スポーツジムを利用されたことがある方は分かると思いますが、だいたいどこの施設も最初、体験会などあって、そのあとに会員の申込みをするところが多いと思います。

視覚障がい者の僕も同じようにネットから体験会を申込みをします。
基本的にぼくは、なにか新しい施設など一人で利用する時は、白杖の人がいきなり来ても対応に困らないようにだいたい事前に視覚障がい者にあることや見え方などをお伝えしています。

例えば今回の場合、まったく見えない全盲でなく、視野狭いことや少しは見えること。文字などは書けること。(契約書などのサイン大丈夫なこと)
また最初はどこになにがあるか分からないので誘導などのサポートをしてほしいこと。ある程度どこに何があるか分かってきたら誘導のサポートはなくても大丈夫なこと。
また今回はスポーツジムの利用なので、今までもいろんなトレッドミルで走ってきたので、トレッドミルで走ることは大丈夫なことや、自己ベストでだいたいどれくらい走れるなど。

そんなことを体験会を利用する前に問合せフォームを利用してお伝えしてました。

体験会へ行った時に、スタッフの方がご丁寧に誘導などサポートしてもらって、新しいトレーニングジムでも問題なく走れたり、利用できることを確認できました。
ただフロアに2階ああって、初日の案内だけでは、やっぱりどこになにがあるのかよく把握できず(>_<)

それでフロアマップなど施設の全体像が分かるものがないか聞いてみましたが、そういったフロアマップはないみたい。
全体像が描けるとひとりで移動がしやすいことなどお伝えすると、体験会で担当してくれた女性スタッフの方が、手書きでよければ、ということを言ってくれました。

そんな感じで体験会でのサポートがとても素晴らしくて、ストレスなく利用できたので、ほかのジムと比較する必要もないと判断できたので即決でそのトレーニングジムに通うことを決めました!
今までよりも少し通うのが大変になりますが、それ以上に完璧なサポートをしてくれたスタッフさんに感謝感謝です!

新しい環境になると、いろいろと大変なこと多いですが、それと同時にこういった素敵なサポートを通して、嬉しい気持ちになれるチャンスも一緒にもらっていることに気づきました!

そしてそして、さらにスゴイのがここからです!!
体験会が終わって、次に行った時の話しです。

2回目の利用の時も体験会で対応してくれた方と同じ方で、なんと手書きでフロアマップを書いてくれていました!!
めちゃくちゃありがたい(人''▽`)ありがとう☆
ぼくにとっては”宝の地図”になるんです(^^♪



『なるほど~、ここにトレーニングマシンがあって、ここはこんな風になっているんだ』と、体験会では分かっていなかったことが、頭のなかで描けて空間把握ができるので、これで施設内をある程度ひとり自由に動ける!
(階段23段とか、素敵すぎる!)

手書きのフロアマップ、わざわざ書いてもらうのも、手間をかけさせてしまい悪い気がして「あると有難いです」と、そこまで強くお願いしていなかったにもかかわらず、手書きででちゃんと作ってくれていて感動です!!

そして、さらにビックリな新事実が発覚です!!
「事前にメールを送ってくれていたんですね」とのことでした。

そう言われて、
『ん!?』
なんのこと?と、よく分かっていなかったのですが、どうやら事前に送っていた問合せフォームが、その店舗へ届いてなかったみたいです💦
なので体験会に行った後に本部より店舗の方へ伝わったみたいですΣ(゚Д゚)

なんと!?
と、いうことは、、、
体験会の時は、いきなり白杖を持った人がいきなりやってきて、その対応してもらっていたことになります(^▽^;)

白杖の方を初めてサポートする時、多くの方がなにをどうやってサポートすればいいのか迷うはずですが、そんな素振りを感じさせずに対応してもらっていたこことに脱帽です!

そのことをあらためて知って、初回の対応の素晴らしさに感動しましたが、その方はおそらく日常的にそういった気遣いを当たり前にやっているんだなと感心します。

文章でうまく伝えられているか分かりませんが、本当にこういった感動体験ができるのも障害があるおかげと人のあたたかさです!

障害があるとどうしても、迷惑をかけてしまうことに対して悲観的になってしまうことが多いけれど、ぼくはマイナスのことでなく、プラスに起きる出来事を大切にしていきたいと思っている今日この頃です。

それでは、今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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山下慎治がSNSで発信できないような「今」考えていること、伴走者&チームメンバーから学んだこと、視覚障がい者に役立つこと、伝えたいこと、を第一に成長記録として書き留めていきます。

視覚障がい者(弱視)の山下慎治(やまぴー)が挑戦してるマラソン競技のこと、伴走者の方からの学び、考えていることや感じたこと、などを散文調で…

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