問題です!音が出る信号機を設置しますか?普通の信号機を設置しますか?

各地域でたまに見かける記事『音が出る信号機の設置問題』について、いつも考えてしまうこと。
みんなはどう思っているのか、気になります。

問題です!
盲学校前の信号機設置することになりました。
あなたならどちらを設置しますか?
音が出る信号機?
それとも、普通の信号機?

視覚障害者としては、もちろん安全に渡れる音が出る信号機の設置を希望する人が多いと思います。

じゃあ、その設置費用を払ってもらえますか?

・・・・。
そうなると話しが変わってくると思う。
(ちなみに音響式の信号機の金額は1台あたり110万円ぐらいみたい)
音が出る信号機の多くは、自治体の予算(税金)から設置されていると思います。(違かったらゴメンなさい。)
なので、そういった方々からすれば、設置してあげたくてもお金がなければ設置ができない。
その前に、車イスの方が希望するエレベーターの設置が優先だったり、もっとバリアフリーにしなければならないところがある。
などなど、そういった問題がある。

そして、仮に予算が取れたとしても、今後は信号機周辺に住む方からの騒音問題等のクレーム。
たしかに毎日そこに住んでいる人からしたら、ずっと音が近くで鳴ってると、うるさく感じると思うし、耳障り悪く嫌な環境になる。
それも分かる。

障害の問題って、けっきょくこういうことだと思う。

いろんな複雑な事情がそれぞれにあって、なかなか解決方法が見つからず、障がい者が我慢すれば解決する。

で、我慢した結果、いつか大きな事故が起きる。
それから対策がされる。
踏切事故なんかも、まさにそう。

むずかしいですね。

ただ、ここ最近は、アプリを使って信号機の青や赤など分かったり、テクノロジーの進化によって、いろんな解決方法が出てきていることはありがたい。
でも、その便利さゆえにまたデメリットも出てくる。
考えれば考えるほど、いろんな問題が続いていきます。

なにごとも一筋縄ではいかないことが多いです。
ひとつひとつ、自分にできることを考えてやっていくしかない。

今日はそんなことを下記の記事を読んで思いました。
【今回の参考記事】
盲学校前の信号、音無しなのはなぜ? 「交通事故が起きてからでは遅い」教職員が人力で交通整理(神戸新聞NEXT)

それでは、本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました!
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パラアスートだけなく、鍼灸マッサージやファスティングマイスター、健康美容食育士などの資格を持って活動しています。 健康が全てではないが、健康でなければ全てを失う。 健康をサポートする仕事に興味ある方はご連絡下さい。

視覚障害者(弱視)当事者です。 福岡県福岡市を拠点にブラインドランナーとして活動している山下慎治です。 日常の暮らしのなかで気づいたこと、…

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