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誰かの一番である芸人になりたいです

どうも、センサールマンの山﨑仕事人(メンヘラ嫌いのメンヘラ)です。

皆様には推しのお笑い芸人さんがいますか?
ありがたいことにこんな僕でも「山﨑さん推しです」なんて言ってくださる方が昔も今も一定数いまして感謝しております。
ただ、残念ながら誰かにとっての一番の推しになったことはほとんどありません。
最推しとか神推しとか言うんでしょうか。
要は、何人かいる好きな芸人の中の一人ではあるけど一番ではなく二番手三番手っていうことですね。
実際には二番手三番手であることも少なくて、五番手くらいのことが多いですが(笑)。

ほんとに昔からず~っとそうです。
今で言えば「スパンキー箱推しです!」と言ってくださる方もたくさんいますが(ありがとう!愛してます!)、まぁ~見事なまでに誰にとっての一番でもありません。
その何よりの証拠としてチケットが売れないんですね。
これは切実です。
一番手、二番手、三番手と僕よりも好きな芸人さんが不在の時にようやく繰り上げ当選で買ってもらえた時のありがたさったらたまりません。

「スパンキーの中なら山﨑仕事人(センサールマン)が一番」と言ってくださる方もいらっしゃるのですが、そういう方はそもそもスパンキーが一番じゃなかったりします(笑)。
吉本さんだとか松竹さんだとかそっちがメインです。
「お笑い芸人で山﨑仕事人(センサールマン)が一番」と言ってくださる方もいらっしゃるのですが、そういう方はそもそもお笑いが一番じゃなかったりします。
音楽とかお芝居とかがメインの現場です。
世知辛いですね。

別に文句を言ってるわけじゃありませんよ。
あくまで現状を正確に分析して述べているだけです。

こんなことを言うと非常にいやらしいですが、笑いはそこそことってると思います。
結果もそこそこ出していると思います。
極めて客観的な事実として(自分で言うこっちゃありませんが)、2020年7月7日現在時点ではお笑い能力においてスパンキー内でトップクラスでしょう(反論は無いと思います)。
しかし推されはしません。
そりゃそうで、推しはお笑い能力だけで決まるものじゃないからです。
そんなことは知ってます。
だから推されていないことに不満があると言っているわけではありません。
繰り返しますが、これは現状を述べているだけでただの事実確認です。

この「一番の推しになれない」という問題から今までは何となく目を背けてきたのですが、遅ればせながらいい加減にちゃんと向き合って考えないとと思います。

一番でないと何が問題なのかと言うと、『お金を使ってもらえない』『時間を使ってもらえない』という大大大大大大大大大大問題にぶちあたるのです。
とりあえず説明を簡略化するために以下は『お金』の方だけに絞って書きます。

先述したチケットのこともそうですが、それ以外でもそうです。
グッズにしたってDVDにしたってnoteの有料記事にしたってふわっちのアイテムにしたって、一番の推しでなければそうおうお金は使ってもらえません。
例えばAさんというスパンキー箱推しの方がいたとします。
そのAさんがスパンキー全体に使えるお金を100としましょう。
Aさんにとって特に好きな芸人が4人いた場合、それぞれに25ずつ使ってくれるかといえばそんなことはなく、推し度によって割合は変わってきます。
それは『50:25:15:10』なのか、それとも『45:40:10:5』なのか、あるいは『90:5:3:2』なのか、いずれにせよ四番手であれば割合は減るわけです。
もっと言えばこの四番手内に入っていればまだいいのですが、『箱推し』という人は「特別に好きというわけではないけどのその他の芸人さんもみーんな好き♥」状態だったりするので、そうなってくると好きは好きでも“スパンキーを形成するひとつの歯車”みたいな扱いなので取り分はゼロになります。
ゼロではなくとも『50:25:15:9.5:0.01:0.01:0.01:0.01:0.01:0.01:0.01:0.01:0.01・・・』みたいな感じです。
だいぶ汚いことを書いているようですが、これもまたただの事実で(しつこくてごめんね!)、念の為に言っておきますがそういう方を責める気持ちは一ミリもありません。
そもそも僕自身が昔ハロプロの箱推し(当時はDDと言ってましたが)だった時期がありまして、そういう方の気持ちは良く分かるのでむしろ共感しまくりです(笑)。

一応『時間』のことも書いておきましょうか。
お金と同じで時間も有限なので推されてなければ、ライブに来てもらえないし、ライブ配信を見てもらえないし、noteを読んでもらえないし、YouTubeの登録者も再生数も伸びません。
とまぁ理屈は同じですね。

さてここから考えなきゃいけないのは、まず『なぜ推されないのか』、次に『どうやったら推されるのか』、あと同時並行で『本当に推される必要があるのか』あたりでしょうか。

正直『なぜ推されないのか』に関してはハッキリ分かっていて、それは「中途半端だから」です。
先述で「笑いはそこそことってる」「結果もそこそこ出している」と書きましたが、所詮はそこそこなんですよ。
圧倒的に笑いをとって圧倒的な結果を出せばもっと推されるでしょうが、そこまでには至っていません。
推しになる要因には色々あるでしょうが、そのどれもが中途半端(あるいは中途半端ですらない)なので誰の心にも強く刺さらないわけです。

『ポップなキャラクター』や『人柄の良さ』で幅広い人に推される芸人や、逆に『マニアックな芸風』や『誰にも媚びない雰囲気』で一部の人に熱狂的に推される芸人、色々いますがいずれにしてもその人達は何かしら一点に特化しています。
その特化した部分にこそ人が集まってくるのであって、何ひとつ特化してなきゃ誰の琴線にも触れやしません。
例えは悪いですが、極端な差別思想を持った人には同じ考えの人が集まるし、凶悪な犯罪者にだってシンパシーを感じる支持者がいるし、それくらい特化するというのは強いんです。

要はね、「山﨑仕事人ってどんな芸人さん?」っていう質問に対して明確な回答ができるかどうかなんですよ。
たぶん今の僕って回答が難しいと思うんです。
もし回答するとしたら「○○で○○で○○だけど○○なところもある芸人さんだよ」みたいにややこしい説明をすることになるでしょう。
これぞ中途半端だからに他なりません。
これが何かに特化した芸人さんなら「○○な芸人さんだよ」で済むわけです。

つまり必然的に『どうやったら推されるのか』については、「何かに特化すること」という結論になります。
簡単なようで難しいですね(笑)。

※以下、有料記事は『そもそも推されることが本当に必要なのかを自分という芸人と向き合って今一度ちゃんと考えてみよう』みたいな内容です。なお考えながら書いてたら全く整理がつかなくて死ぬほどゴチャゴチャした文章になりました。上手くまとめられないし、まとめる気もないし、何かしらの結論も出ていません。どうぞ“山﨑仕事人が悩みながら試行錯誤しているのをリアルタイムで見守る”という気持ちでお楽しみください。

##スキs

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