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何が嫌いかより何が好きかで自分を語れよ

どうも、センサールマンの山﨑仕事人(ツギハギ漂流芸人)です。

散歩中に小さな居酒屋の前を通りかかったら、店の前に大きなボードを出してて、そのボードいっぱいにデカデカと『喫煙可』と書いていました。
いやメニューとかより何よりまず伝えたいのそれ?と思って笑ってしまいましたが、逆に言えばそれくらい禁煙のお店が増えてきてるってことなんでしょうね。

それにしてもこの看板って良くないですか?
吸っちゃダメなお店に『禁煙』って書かれるより、吸っていいお店に『喫煙可』の方がなんかどちらにとっても優しいというか。
タバコが嫌いな人からしたら『猛犬注意』みたいなもので避けられる目印になるのはもちろん、吸いたい人にとっては「お!吸えるんだ!うっひょー♪」って特別にラッキーな気分を味わえるみたいな(笑)。

もちろん吸っちゃダメなお店に『禁煙』でもいいんですが、『禁止』はなんか「やめろ!!」って言われてるみたいだし、マイナスの情報よりもプラスの情報の方がいいんじゃないでしょうか。
『替え玉一回無料』と書かれているのと『替え玉二回目から有料』と書かれているのと、意味は同じだけど前者の方がラッキー感があると思いませんか。

『マスクを付けていない方は入店禁止』ではなく『マスクを付けている方はお入りいただけます』だったらどうでしょう。
これだと「付けてない奴は悪い!」ではなく「付けてる人は偉い!」って感じがしますね。
付けてない人が断られてるのではなく、付けてる人が特別なVIP待遇を受けられているというイメージです。

『二度漬け禁止』じゃなくて『一回だけならどんだけタップリ付けてもかまへんで』だったらどうでしょう。
これだと「どうやったら一回で沢山のソースを絡めてやろうか?」みたいな気持ちで楽しくなりそうです。
あとなんかエロい気持ちになれそうな気もします。

同じこと言っててもだいぶ印象が変わってきますね。

もちろんお店だけじゃありません。
もし、付き合いたい恋人のタイプを聞かれて、「○○じゃない人」みたいなマイナスを強調する答え方の人がいたら嫌がられるでしょう。
「料理が上手な人」ではなく「料理が下手じゃない人」みたいな。
「ちゃんと働いている人」ではなく「ニートじゃない人」みたいな。
「明るい人」ではなく「暗くてジメジメした糞カビ野郎じゃない人」みたいな。
こんな答え方は誰にとっても得がありません。
と、言いつつ僕は割とこういう答え方をしちゃうタイプなんですがね(笑)。
今日の記事のタイトルにもしました西公平先生の漫画【ツキハギ漂流作家】に出てくる「何が嫌いかより何が好きかで自分を語れよ!!!」が身に染みます。

そういえばこんな話を聞いたことがあります。
子供に何かを注意する時は「○○するな」ではなく「○○して」の方が良いそうです。
「走らないで」ではなく「歩いて」みたいな。
「大きい声を出さないで」ではなく「小さい声で喋って」、みたいな。
「ちんちん出さないで」ではなく「パンツ履いて」みたいな。
その方が聞き入れてくれやすいそうです。
人間には根本的な心理として否定形だと反発心が生まれるみたいなことがあるのかもしれません。

ちょっとした言い回し一つで色々と平和解決できそうな(そもそも無闇に争いを起こさずにすむ)気がするので今後は意識して気を付けてみたいと思います。
これ読んでるお前らも気を付けろよな?分かったか?おん?

※以下、有料記事は「とはいえ禁止って言わなきゃいけない場面はあるよね」「タバコはもう禁止をベースにしちゃった方がいいでしょ」の2本です。

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