見出し画像

『うちらはマブダチ』発売記念やまもとりえさんインタビュー vol.1

故郷・鹿児島から出てきた関西で通った美大、そこでできた個性豊かな仲間たちとの青春コミックエッセイ『うちらはマブダチ』を刊行したやまもとりえさんに話を聞きました。

やまもとりえ
鹿児島県出身のイラストレーター。長男(天パ)、次男(貫禄)、4つ年下の旦那さん(なで肩)、猫のトンちゃん(ガリガリ)と大阪でのんびりと暮らしている。著書に『Aさんの場合。』『Aさんの恋路。』『お母さんは心配症!?』『今日のヒヨくん~新米ママと天パな息子のゆるかわ育児日記』『本当の頑張らない育児』『30歳女子、ネコを飼いはじめました。』『ねこでよければ』『わたしは家族がわからない』『わたしが誰だかわかりましたか?』がある。
Twitter @yamamotorie/Instagram @rinpotage

【作品概要】
美大に通うために鹿児島から一人で出てきた関西。人見知りで友達が誰もいなかった私(やまもとりえ)はある日、卓球部の仲間に入れてもらった。
いつも谷間が見えているYちゃん。気は優しくて力持ちな親分。見た目は日本人形で中身はオッサンなコッペちゃん。人の話を聞いてないMちゃん。小柄で童顔なモンピちゃん。ピンク色の髪で身体中ピアスだらけAやん。クールビューティーなSやん。年中薄着のたーやん。ツンデレのツンが多すぎるP氏。卓球部のラスボスゆりやん。
個性的なんて言葉じゃ表せないくらい変な仲間=マブダチたちと、貧乏だったけれど、いつもバカばっかりして、笑い転げてた。そして美大を卒業してからも、相変わらずやっぱりバカばっかりしてた。
人気イラストレーター・やまもとりえが描く、笑えて、笑えて、ほんのちょっとだけ泣ける、すばらしきマブダチとの青春の日々。
話題沸騰の友情&青春コミックエッセイ!

ーー書籍では「プロローグ」として収録されていますが、最初にトンちゃんとの出会いを漫画で描こうと思ったきっかけはなんですか?

やまもとりえ この漫画を描いた日が、愛猫トンちゃんの誕生日だったので、トンちゃんへのお祝いのつもりで描きました。

ーーこの漫画で「いつも谷間が見えてる友人」ことYちゃんにスポットが当たったわけですが、その時の反響はどんな感じでしたか?

やまもとりえ トンちゃんの誕生日漫画に「谷間が見えてるご友人が気になりすぎる」というコメントが結構きたので、Yちゃんの紹介漫画を描いてみました。そしたら想像していたよりも多くの反応があって、「もしかして怒られてるのか?」ってちょっとコメント見るの怖かったんですけど、「Yちゃん面白い」とか「Yちゃん好き」と書いてあって嬉しかったのを覚えています。

ーーYちゃんをきっかけに、美大卓球部の友人たちを紹介していくことになりましたが、最初はどんな思いで描いていたんでしょう?

やまもとりえ Yちゃんと仲良くなったのは卒業後なのですが、学生時代の話をすっ飛ばして描くのももったいないなと。それなら卓球部のメンバーを1人ずつ紹介していくのはどうかな?と思いつきました。
「この子も、この子も、最高です」ってプレゼンをする感覚で描いたので、好きになってもらえると嬉しいです。

ーー美大卓球部の友人たちとのエピソードが本になることって、想像したり妄想したりしたことあったんですか?

やまもとりえ まったく想像してなかったです。こんな内輪ノリを受け入れてもらえるとは思ってなかったので。読んでくれる人が寛容すぎる。

ーーそもそも美大を目指したきっかけはなんだったんですか? その時の将来の夢とか。

やまもとりえ 褒められるところが少ない人間なもので、小さい頃に言われた「絵が上手ね」という言葉にすがって美大を目指しちゃいました。その頃の夢は絵本作家です。

インタビューvol.2へ続く>

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?