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『うちらはマブダチ』発売記念やまもとりえさんインタビュー vol.3

故郷・鹿児島から出てきた関西で通った美大、そこでできた個性豊かな仲間たちとの青春コミックエッセイ『うちらはマブダチ』を刊行したやまもとりえさんに話を聞きました。<インタビューvol.1vol2の続きです>

やまもとりえさん
Twitter @yamamotorie/Instagram @rinpotage

ーーインタビューの続きの前に、つい先日『うちらはマブダチ』の重版が決まりました! おめでとうございます!

やまもとりえ 嬉しいです! ありがとうございます! 本を読んだり感想をくださった方々のおかげです。本当にありがとうございます。

ーーSNSでは現在(2023年8月31日まで)、似顔絵イラストのプレゼント企画もやっています。改めてお知らせしておきましょう。

やまもとりえ そうなんです、似顔絵キャンペーンやってます! やまもとりえがあなたの顔を卓球部ぽいタッチで描きます。
◆応募方法◆
①TwitterかInstagramで「コミックエッセイ劇場(@comicessay )」をフォロー
②「#わたしもマブダチ」をつけて
③書籍『うちらはマブダチ』の写真を投稿する(電子はスクショでOK)
締切は8月31日まで。当選した方(10人くらい)にはコミックエッセイ劇場のアカウントからDMを送ります。 ご応募お待ちしております。

ーーでは改めてインタビューの続きです。『うちらはマブダチ』の発売に合わせて、やまもとさんのご自宅に卓球部メンバー&P氏が集結したそうですが、いかがでしたか?

やまもとりえ こんなに一斉に集まるのは10年ぶりくらいなのに、昨日も会ってたかしらと思うほど自然な空気感でした。みんな時間の概念がないのかもしれません。CHAGE&ASKAの「YAH YAH YAH」を流したら、親分が大きな声で歌ってたのでスクスクと育っているなと嬉しくなりました。

ーー親分の「泣かせたらうちがヤーヤーヤーしたる」は『うちらはマブダチ』のなかでも屈指の名台詞として一部で話題に(?)なってますね。

「卒業してからの卓球部」より

ーー読者の方の感想ツイートでも見かけましたが、大学時代の友人関係がリアルタイムで今でも続いていること自体が感動的です。どんな気分ですか?

やまもとりえ 感動していただけるとは…嬉しいです。ユルユルと気がつけば20年経っていました。人数が多い上にそれぞれ性格も違うんですけど、心地よい関係がずっと続いています。クセは強いけど、みんな根はいい子なもんで…あと「イラ語辞典」だったり一緒に何かを作ったことで仲は深まったかもしれません。

「イラ語辞典①」より
書籍には特別付録として「イラ語辞典【抜粋版】」が収録されている。

ーー「イラ語辞典」も非常に反響が大きいですね。卓球部の皆さんはもちろん、やまもとさんご自身も美大時代に思い描いていた未来とはまた違った人生を歩んでいると思います。大学生の自分がいまの自分(自分たち)を見たら、なんて言うと思いますか?

やまもとりえ 夢はいろいろ変化するので、あまり「違った未来」とは感じてないです。他のみんなはどうかわからないけど、学生の私が今の自分たちを見たらたぶん「良すぎる」って言うと思います。こうして今も笑ってお茶飲んでるなんて最高じゃないですか。

ーー「違った未来とは感じてない」…いい言葉だ(泣)

「みんなの苦労話」より

ーーじゃあ逆に、いまの自分から大学生の自分に声をかけるとしたら、どんな言葉をかけますか?

やまもとりえ 「貧乏生活すらもネタになる日がくるよ。よかったね。でも卒業旅行は無理してでも行ってね。」ですかね。あと卒業後のりえちゃんへのアドバイスとしては「安心したいと思って選んだ道は大抵後悔するはめになるから、寄りかかろうとせずに自分の足で立てよ。しっかりしろ。甘えんな。」です。自分に腹が立ってきて急に厳しくなっちゃった…ごめんなさい。

「みんなの苦労話」より

ーー本当に、やまもとさんが卒業旅行に行ってなかったらいろいろ人生が変わってそうですね。強気の決断すばらしかった。

「卒業旅行」より
「卒業旅行」より

ーーさて、無事に重版が決まったということで、続編を期待している方もいると思います。卓球部エピソードはまだまだネタがあるんでしょうか?

やまもとりえ 20年分のエピソードがあるのでネタはあります。グループ展や修学旅行もまだ描いてなかったですね…カオスすぎて描くの難しそうです。

ーー続編期待してます!
次回インタビューvol.4では書籍の描き下ろしエピソードについて聞きたいと思いますが、読者の方からも質問を募集したいと思います。やまもとりえさんに何か聞きたいことがある方は
【こちらの応募フォーム】から質問をお寄せください。
ちなみに手紙で感想を伝えたい!という方は以下がファンレターの宛先です。
〒102-8552
東京都千代田区富士見2-13-12 KADOKAWA富士見ビル
株式会社 KADOKAWA
文芸局 コミックエッセイ編集部気付
やまもとりえ様

インタビューvol.4へ続く>


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