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純白のあおもり犬『青森県立美術館』

瀬戸内国際芸術祭をきっかけに、アートの世界に飛び込んだ人間の美術館巡りの記録を、徒然なるままに書いていきます。

一面を真っ白な雪で覆われた景色の中にその美術館はあります。今回紹介するのは『青森県立美術館』です。私にとって思い出深い美術館の一つです。

『青森県立美術館』は近代から現代までのアート作品が中心の美術館であり、青森県出身の奈良美智さんの作品を大量に所蔵していることでも有名です。特筆すべきはその真っ白な外観であり、雪に溶け込むような佇まいはため息が出そうなくらい綺麗です。

館内を歩いていると、特徴的なフォントにも目を奪われます。本美術館では総合的なビジュアルイメージも重視されていて、ロッカーの番号や消化器表示に至るまで、徹底したイメージ統一がなされています。

こだわりがギュっと詰まった1冊「青森県立美術館コンセプトブック」

『青森県立美術館』といえば、奈良美智 <あおもり犬> 抜きには語れません。優しさの権化のような佇まいで、見る者全てを癒してくれます。この作品は、天気が良い日は屋外に出て近くで見ることができます。外観が美しく映える冬場には、逆にあおもり犬は近くで見ることができないというジレンマです。

※雪の場合はガラス越しに眺めることに

余談ですが、『青森県立美術館』から徒歩で5分ほどの場所には三内丸山遺跡の発掘現場があります。現代アートを観た後に、縄文時代の作品を観てまわるのも面白いですよ。

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