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コンパッションの活かし方①〜夜中2時の電話と、ショッキングなニュース〜


昨夜遅くに、ショッキングなニュースが
飛び込んできました。


兄のこと

私には歳の離れた兄が二人います。

長兄とは12歳差。
東京の大学入学と同時に実家を離れたので
一緒に暮らした期間は6年だけでしたが
私の中の兄は


/
妹が大好きで、優しくて
面白くて、ちょっと変わり者
\

という印象でした。

勉強もできて、物知りで
田舎の長男として両親から期待と共に

とても厳しく育てられた兄は
名の知れた大学の法学部に入りました

就職活動中、県庁から内定もらうも辞退
(多分、普通の会社勤め自体が苦痛)

期待を裏切った兄に、両親はひどい言葉を

浴びせるようになりました。

おぼろげですが兄は
「売れない作家兼弁護士」になるのが夢だと

冗談まじりに語っていた記憶があります。

その後、兄は家族の誰にも
どこに就職したのかも、住所も知らせず・・・


それでも
お正月、お盆、お彼岸には実家に帰ってきて
父の墓参りや神棚の掃除をしてくれていました。

大人になって心理学を学び、専門家の人たちを通じて
兄は生きづらさを抱えた人なのだと気が付きました。
(戸締まり、ガス栓などを何度も確認・・・)


映画「恋愛小説家」のジャック・ニコルソンが演じた小説家
のように優しいのに偏屈で人付き合いが苦手な人

6月に一時帰国した際、家族の食事会に現れた兄は
歩くことが辛そうで、とても年老いたように見えました。
それでも、私に会うために、おしゃれをして
食事会に来てくれました。



昨日、警察から実家に電話がありました。
「兄が、亡くなった」と。

腐乱してしていて、家族に遺体を見せられない状態。
鑑識が出るまで約1ヶ月は、火葬も遺品処理もできない。

ここまでが今、私が把握している状況です。



昨夜は、幼い頃の兄との思い出ばかり頭に浮かび
一睡もできませんでした。

翌日の今日。
たまたまコーチングの日で、キャンセルしようと
思いましたが、カウンセリングも対応できる方だったで

私の気持ちを聞いてもらいました。

今の私の状況は・・・

突然のことに呆然としていて
感情の波に巻き込まれている状態

自分が思っている以上に消耗している


高齢母の心理的ケアはどうしよう
悲しみ、罪悪感、落ち込み・・・

コーチからは
お母さんのケアを担うこと、を考えるようりも
まずは自分のケアを優先してください」

とアドバイスをもらいました。

今こそ必要なのは「セルフコンパッション
だとリマインドされたようでした。

今日、夫は在宅勤務に切り替えて
家にいてくれています。

でも本音は、一人で家で泣いていたいのです。
でも彼がいるおかげで、食欲がなくても
ご飯をとれています。

この文章はとても
感情的になっているかも知れません。
不快な思いをさせてしまったら
本当にごめんなさい。

それでも、私の喪失経験が
見知らぬ誰かの役立つかも知れない

そして
私自身、自分を俯瞰することにも
役立っている

自分へのコンパッションの過程
(まだまだ過程ですが・・・)
皆さんにシェアさせていただきました。

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