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コスパ

コスパを意識することで、上限が見えてしまいます。徒労に終わる努力の積み重ねで、金運も高まります。費用対効果を考え、無駄な行動を避けると、力をつける機会も収入源も失われます。

コスパを度外視することで、もっと大きなコスパを獲得しましょう。悲観的な捉え方ではなく、自分に都合の良い捉え方をしてみましょう。

ウハウハの未来を妄想するのではなく、今のワクワクを大切に。目の奥が、痛みますわ 涙。

前回の復習も兼ねて、大脳皮質から何処に入力されるのか?を整理しながら、一緒に進んでみましょう。

全ての基底核細胞に入力されると思いきや、大脳皮質から直接入力を受けるのは、線条体(尾状核+被殻)と視床下核の2つだけでしたね。この2つの細胞を経由して他の基底核細胞や視床とのループを構成しています。

先ほどの大脳皮質から直接入力される線条体、視床下核の2つの基底核細胞を中心に基底核回路は、線条体経由の回路が2つ、視床下核の回路が1つの3種類に大別されています。線条体は、背側線条体(大脳新皮質から興奮性入力を受ける)と腹側線条体(大脳辺縁系から興奮性入力を受ける、大脳皮質前頭前野と辺縁系ループ回路を構成、情動と行動を結びつける細胞) の2つに分けられていて、背側か腹側かで形成するループやその機能も違ってきます。

先日、ある方から、もう覚えられませんと訴えられましたが、ここでは、後で興味があれば、読み返して使う辞書のようなものと思っていただければ、幸いですので、難しく考えずに、さらっと読んで下さい。マガジンの全ては、やまおく体操 〜神経筋制御論に沿った運動処方〜を、より理解して頂くためのものです。

大脳皮質ー基底核ループを構成するのは、直接路、間接路、ハイパー直接路の3つの回路が存在します。この3つの神経回路を駆使することによって、適切なタイミング、強度で運動するよう制御したり、余計な運動が出ないよう抑制されています。ですが、大脳基底核は、脊髄との直接の繋がりはありません。脳が、運動を抑制制御をどれでしてますか?(はい、神経伝達物質です)と言うところまでが、おさらいでした。

ループ

では、もうちょっとマニアックなお話をしましょう。初めは、どの回路が、興奮性や抑制性の作用が、あるでしょう?

直接路の経路は、大脳皮質→線条体(ドーパミンD1受容体)→淡蒼球内節・黒質網様部→視床・脳幹

直接路は、視床・脳幹を抑制するための淡蒼球内節と黒質網様部を抑制します。つまり、視床・脳幹は、脱抑制状態となります。視床の先に大脳皮質も抑制が解かれますので、その場で必要な動きが引き出されます。つまり、直接路全体の効果としては、興奮性となります。

関節路の経路は、大脳皮質→線条体(D2受容体)→淡蒼球外節→視床下核→淡蒼球内節・黒質網様部→視床・脳幹

ハイパー直接路の経路は、大脳皮質→視床下核→淡蒼球内節・黒質 網様部→視床・脳幹

一方、関節路、ハイパー直接路は、淡蒼球内節・黒質網様部の興奮性を高めるため、視床・脳幹の抑制が、強くかかります。つまり、関節路、ハイパー直接路の効果は、抑制性になります。

関節路、ハイパー直接路は、経由している細胞(抑制シナプス)数が、異なります。そのため、伝達速度や抑制効果も異なってきます。ですので、ハイパー直接路(抑制)→直接路(興奮)→間接路(抑制)から順に伝達速度が、遅くなります。

これを体感するのは、余程の方でないと、難しいと思います。だって、こんなこと感じながら、歩いたり、走ったり出来ませんもの。でも、体感、理解、熟知出来ているからこそ、やまおくシューズを考案出来たのです。理論を口にする運動指導者は、世の中に多いかと思われますが、それをお客さんに体感さえたり、納得させられる方は、どのくらいいらっしゃることでしょう?

それが、出来ないと、なかなか納得して頂けませんものね。それを具現化させるのには、長年の研究と実践が、出来る恵まれた環境下で活躍させて頂いた、血と汗の結晶でもあると思っています。悲観的な捉え方ではなく、自分に都合の良い捉え方の一例をご紹介出来たでしょうか?

頭が、パンパンになりそうですね。このくらいにしておきましょうかね。少し、身体を動かすと、頭もすっきりして軽くなります。神経と筋肉の繋ぎ目を刺激して、動きを軽やかにしてくれる神経筋制御論に沿った運動処方が出来る「やまおく体操」が、特にお勧めです。

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