(12) 「日本vsドイツ」 バスケW杯2023(感想):ショットクリエイトをどうするか?(ホーバスJapan は ペイントアタック!+ スリーはおまけでも良い)🏀


https://tver.jp/episodes/epjifnwt49  より

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ドイツ戦の、スコアと感想

 ・OFのやり方によっては、もっと喰らいつけた(点を取れた)と思う。
 ・DFでインサイドや ヴァグナーを止めきれなかったのは 力負けという印象。
    (次戦のフィンランドもドイツと同じく、インサイドを攻めて来そう)
 ・点を取られた後のリスタートが、遅くなる場面も見られた(改善必要)。

 ・渡邊選手、ドライブと、ミドルショット、凄く上手くなってる。
        (スリー、一辺倒になった時間がちょっともったいなかった。)
        (ミドルとスリーの攻めを、上手くミックスさせたい。)

 ・馬場選手の評価もっと上がってほしい(この試合のMVP)。

https://www.fiba.basketball/basketballworldcup/2023/game/2508/Germany-Japan#tab=boxscore より
日本がひたすら「シュルーダー」「シュルーダー」と言っていたので、
それを気にしたドイツが、日本の読みを外してきた可能性あるかな?
渡邊選手の気持ちと全力プレーに拍手。そして疲労がちょっと心配。


 日本の1ピリが悪かった(ちょっとうわずってる感じだった)のは、
 第1戦目の緊張や気負いが凄かったせいだろうと思うので、

 第2戦目(フィンランド戦)はもうちょっと落ち着いて
 プレーできると思います(肩の力抜いて楽しむ余裕大事)。

   (特に富樫、河村、ハンドラー陣の落ち着きが重要。
    今日は河村選手ちょっと熱くなりすぎてたかも。)

 スリーは 6/35(17%)でしたが、
 スリーが入らないこと自体が問題なのではなく、

   (強化試合という「練習」で確率悪かったのだから、
           「本番」でも確率悪いのは、気にしてもしょうがない)

 「よし、スリーを打て」という綺麗なシチュエーションを
  あまり作れなかった方が問題なのだろうと思います。

 (ドライブからのキックアウトパスとか、
  コーナーへのエクストラパスとかもっと見たかった。

  リバウンドポジションの確保も含む、
  スリーを打つ「良いシチュエーション」をどうしたら作れるだろうか。)

  (あと、強化試合でよく決めていた、トップからのプルアップスリーを
  富樫選手はこの試合で打ってないんじゃないだろうか。
  (打たせてもらえなかった?)
  富樫選手の得意技だと思うので、それが打てないのなら問題と思う。)

ドイツのスリー(理想型のひとつ)

シューター42番に打たせて、OFリバウンドの準備も万全
(フォークトマン7が、ピックをかけに一度上がり、そのあとローポの下まで行って待機していた。)


スリー攻勢は
OFリバウンドの備えがないと
やはり苦しい気がします。

富永選手や渡邊選手がスリーを打って、
ホーキンソン選手が、
OFリバウンドを取るのが理想形のひとつ。

(富永選手のシュートタッチ自体はすごく良さそうだったので、
 シュート機会をほとんど作れなかったのは無念です。)

(渡邊選手も疲労が激しかったと思うので、
 コーナースリーを狙うオプションで
 もう少し休ませたい感じ。)


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日本の問題はDF以上にOFだと思うので、
オフボールの動き(カッティング)が出来る選手に
プレータイムをたくさん与えた方が良い気がします。

スタートで出た原選手は、緊張もあってか、
オフボールであまり動けてなかった印象があるので、
長く使うのはちょっと厳しいかもしれません。 
 (ベンチからDFの切り札として使いたい。)
 (この大舞台でいきなりのスターターは荷が重すぎた感あり)
 (ドンチッチへのコンタクトが尾を引いてるかもしれません。
  2回目でファールコールだったので、
  1回目だけ、体当たりする気合いでもいいように思います。
  ファールしても余裕がある場面なら。)





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どうしたらショットクリエイトできるか?

 強化試合でも少し気になっていたのですが、
 日本は「スリーラインのひと回り外側」でボールを回しすぎで、
 OFの時間を無駄に潰してしまっている印象を受けます。

 (試合の開始直後に、チーム全員にボールを一度さわらせる
  ムーブとしては良いと思いますが。)

       また、ボールサイドでアクションを起こすと同時に
       逆サイドでもオフボールスクリーンなどを起こす
       連携攻撃も今回あまりなかったような印象です。

 個人的には、
 「仕掛けを開始する位置(ピックを使う位置)」が高い
 (スリーラインの一回り外側から仕掛けている)ように感じるので、

 ガードやフォワードが
 ドライブ o rカッティングをしかける位置を、もう少し低くできたら、
  もっと楽にペイントアタックや
 キックアウトパスができるんじゃないかと思います。

仕掛けの開始位置はもっと低い方が、
ペイントアタックしやすいはず。
https://youtu.be/-2BtifFMmDc?si=fQJf9aZQy59Rh0j3&t=622 より

チームが慌てているときに、
高い位置をとって時間を使うのは良いですが、

積極的に攻めたい時は、ピックを呼ぶ前に、
ガード自身の力で、もっとスリーライン付近まで近づきたいところです。

フォワードも、スリーライン付近でもらえるように
DFのマークを押し込んだり、フェイントかけたりする努力が必要です。

ピックの位置が、スリーライン内側のケース。
この位置で仕掛けると、すぐにハイポストまで行ける。
シュート、バウンドパス、キックアウトの
3択を選べる権利をゲットしたシュルーダー。


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左サイドで、ハンドオフする場面
低い位置でボールを貰えている。仕掛けるチャンス。
(フリースローサークル目掛けて、ドライブで切り込んでいいと思う)
せっかく、低い位置でもらえたのに、
自分から高い位置に上がってしまっている。(DFはすごく楽)
何より、インサイドプレーヤーの川真田選手を、こんな高い位置にあげるのは良くない。


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追記

仕掛ける位置を低くできた河村選手
https://youtu.be/aAlEl0S2q38?si=FY0Hnen_PtffofXK&t=55より
もう少し中に寄って、DF引きつけてもよさそう。
低い位置で仕掛けた分、
渡邊選手も低い位置でパスミート、ドライブを仕掛けられる。
ワンドリブルで抜き去り
ここまでゴールに近づいてシュートを打てた。



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追記
マルッカネン選手(白23)に、高い位置でもたせる豪州DF

ほんとはここでボールもらいたいが、
https://youtu.be/L_PtIKW6bqM?si=iAKTlr3lAGcGo1MG&t=157より
DFに外へ押しだされたマルちゃん(位置が高い)
左ドライブをしかけるが
まだスリーライン。ゴールが遠い。
ツードリブルで、ハイポストへたどりつく
フェイクモーションから
ステップインを狙うも、ゴールが遠すぎる。
パスで逃げるしかない(それをスティールされる)

日本もこうゆうDFで、マルちゃんを止めるのが理想。










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次戦に向けて

フィンランドもビッグマンが多いチームなので、
今日の馬場選手のような、カッティングや
ドライブが有効なはずです。

高さで、リバウンドや、インサイドが不利になる分、
平面勝負でやり返すのが日本の戦い方になると思います。

最悪なのは
外からスリーをポンポン打って
簡単にリバウンドをとられることです(DFがすごく楽)。

残念ですが、
強化試合という「練習で出来なかったこと(スリー爆撃)」が、
「本番でも出来ない」のは、ある意味当たり前だと思います。

  (もちろん、強化試合で上手くいっていた、富樫選手のプルアップスリー、
   富永選手のスリーなどは、本番でも上手くいくと思いますが。)

残りの2試合も、チーム全体のスリー成功率は、そう簡単に上がらないと考え、
それに頼らないペイントアタックのプランをしっかり考えたいところです。
ホーバスHC自身も「ペイントアタック+スリー」と言ってることですし)

個人的にはですが、
日本はそこまでスリーに頼らなくても

ペイントアタック(ドライブ、カッティング)や
ミッドレンジゲーム(ポストを中継するプレーや、ミドルショット)で
ある程度、点取れるんじゃないかと思います。

もちろんそれで勝ち切れるほどには、得点できないと思うので、
スリーをうまくミックスさせていく必要は当然ありますが、

スリーに過度に頼って点が取れず、
敗北するのはちょっと悲しいです。(力出しきれずに負けた感がある)。

やはり、バスケの基本として、
最初に狙うべきはインサイドへのアタックなのであり、
(そして、ピックの位置は低い方が、ペイントアタックしやすいのであり、)

ペイントアタックしてから、キックアウトで
キャッチ&スリーを打つ形が作れないと、
なかなか厳しいように思います。


シュルーダーはドリブルでスリーラインの近くまで
楽に来ている
(このあと右へドライブ成功)
https://youtu.be/-2BtifFMmDc?si=oA85NkBOJiQ9pl56&t=235 より


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日本のよかったプレー

吉井選手がインサイドで注意を引きつけ
馬場選手がバックカットを決める。


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渡邊選手が構えているような「低い位置」で仕掛けを開始したい。↓

右へドライブを仕掛ける渡邊選手
https://youtu.be/PkaLgihh8RY?si=zUd5qXBwW-y-1Zq1&t=342 より
ドライブ自体は止められたが、
「ローポストまでボールを運ぶ」ことに成功。(体勢はちょっと苦しいが)
逆サイドの馬場選手を確認して、
バウンドパス。
カッティングでフリーになる馬場選手。
馬場選手のカットが、渡邊選手のトライを生かした。

(ホーキンソン選手をピックに呼んでフェイクをかける試みは失敗してたので、
もうすこしドライブのタイミング待ってよかったかも。

OFではホーキンソン選手のポストにも、もっとボールを入れてほしい。
ずっと裏方役でちょっとかわいそうな気もする。)


あともう1人、馬場選手が日本チームにいれば、
OFも相当、楽になるような気がします。

富永選手も、合わせのカッティング上手いので、
プレータイム増やしてほしいと思います(13分弱はさすがに少ない)。

たとえボールが持てずとも、
DFの注意を引きつけて味方の攻撃を助けることができるので。

(ネブラスカ大ではDFでそんな悪い印象なかったので、
 ゾーンで守れるんじゃないかと思います。)



ホーキンソン選手が不運なファールで
早くベンチに下がることになってしまったように、

フィンランド戦ではマルッカネン選手を
1ピリ時点で2ファールさせてやるんだ、くらいの気持ちで
ペイントアタックしても良いかもしれません。



追記;馬場選手たまに(ドリブルからなどの)
   ワンハンドパスが乱れることあるので、
   注意と改善が必要。

(ステフ・カリーもワンハンドで結構 雑なパスをする印象ある。
 カリーに割とターンオーバー多いのは
 そのせいもあるような気がする。)










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フランツ・ヴァグナー相手に真っ向勝負。

スリーラインまで一度近づいて、
そこからドライブを仕掛ける
渡邊選手(ナイスアタック)

https://youtu.be/LgJEeB1krIQ?si=mW-Lf_NWex4rjOig&t=990 より。
渡邊選手、(失礼ながら)こんなにドライブ上手かったのかという嬉しい驚き。
ドライブアタック
片足ミドルジャンパーを見事に決め切る。
(めちゃめちゃ練習してるはず。渡邊選手の代名詞になってほしいプレー)
やられて悔しがる 9番 フランツ・ヴァグナー
(NBAドラフト 2021年 / 1巡目 / 全体8位 の選手)















馬場選手がドイツ戦のMVPという印象ですが、
渡邊選手のプレーも本当に凄かったです。
(ヴァグナーをも1on1でやっつけた渡邊選手。
 次は、マルちゃんをやっつけよう!)


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