盟友の決断に最上級の賛辞を。
わたしの盟友Rが転職したという。
彼の盟友たる所以は、留学中おんなじ州に住んでいたことから。
たぶん当時いちばん交流のあった同期だ。
そんな盟友がこの度、「転職」という決断を下した。それも異業種に。
すごいことだ。
正直いうと、わたしは彼をそんな決断力のある人間であると認識していなかった。「だれそれがそう言うなら自分も・・・。」そんな言葉をよく彼から聞いていた。
それがまたどうして・・・。
聞くところ、どうやら最近の話のようだ。彼のなかに秘めたる決心、または絶望、希望があったのだろう。
彼に賞賛のことばをかけるのと同時に、ジブンの中で後悔の念が芽生えた。
わたしも最近同業種での転身を試みた。運よく内定もいただいた。心底うれしかった。自信にもなった。けれど、土壇場で辞退した。理由は収入・・・。
給与がいまより下がるという、いまのジブンにとっては深刻な代償。変化。その条件を呑みきれず、結果は「内定辞退」。そこにやりたいことはあったはずなのに。
こんな葛藤を経験した直後、盟友からの嬉々とした報告。
揺らぐ・・・
ジブンの下した決断をささえる支柱。正統性が、合理性が、ガクンという音とともに。
ご立派な自尊心、崩壊の危機。
ことの詳細を教えてくれた彼に対し、わたしが放った言葉は「おめでとう」。素直な気持ちだった。
ひとそれぞれ考え方は違う。
彼だって人知れず思い悩んだだろう。思考の迷路を行ったりきたり。ときには心折れそうになりながらも、もがききったのだろう。反芻を繰り返した結果の行動、成果なのだろう。
いや、むしろそんな否定的な思考はなく、一点の曇りもなく邁進したのかもしれない。万事ことうまく運んだのかもしれない。転身から生じる変化になにもネガティブな要素が含まれなかったのかもしれない。
なにはともあれ。めでたいことなんだ。いいじゃないか。
十人十色。行動も結果も人それぞれ。変化することだけが是ではない。
そうだ。ジブンだってnoteをはじめた。真新しい道を切り拓いた。
いいじゃん、いいじゃん。みんないいじゃん。
けど、わたしはnoteを「発露した感情を言語化する場」だと思っている。そういう空間にしたいと思っている。
だからこそ、ここでは正直な気持ちを表したい。
ずるいぜ。キミがうらやましいよ。
それに比べてなにやってんだよ。わたし・・・
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