見出し画像

「発信する=知ってもらう」ということ③できることを知ってもらう=できないと思われていることを潰していく

SNSや動画配信、DM、ニュースレターなど、自社の情報発信の方法は色々ありますが、そもそも「発信する」ということは、どういうことで、何に気を付けて行っていくべきなのでしょうか。闇雲に続けても、効果が上がらないと感じている方も多いかもしれません。
今回は、「発信する」ことについてのヤマノ印刷なりの考え方を、営業スタッフたちの体験や事例を交えつつ四回に分けてご紹介していきます。

第三回は、営業スタッフがお客様とのやりとりで得た気付きから「発信する」ことを考えます。

第一回:「発信する=知ってもらう」ということ①広報とは=自社を深く知るということ はコチラ

第二回:「発信する=知ってもらう」ということ②どういう仕事をしているか知ってもらう=親近感 はコチラ


1.社名から連想できることは限られる

ヤマノ印刷のロゴマーク

「ヤマノ印刷株式会社」という社名を聞いて、何ができる会社だと思いますか?
「印刷」とあるので、紙に印刷をしてもらえるだろうということは想像できますが、社名からはそれしか読み取れません。

実際のヤマノ印刷が取り扱っているサービスは印刷以外にも、「企画立案」「デザイン制作」「校正」「ノベルティ製作」「筆耕」「宛名印字」「封入・発送作業」など多岐にわたります。

2.社名からの思い込み―自分から発信していくことが大切

これらが周知できていないと、営業スタッフが感じたのはお客様からお問い合わせがあったからでした。
「●●ってできますか?」といったお問い合わせをいただいたもののほとんどが、既に実績があったり、別のお客様からは多くご依頼いただいている内容ということが多かったのです。
「●●ってできますか?」の裏には、「印刷」会社では●●はやってもらえないかもしれないという気持ちが隠れています。
「できます!」と答えると喜んでもらえて嬉しいのですが、できることを弊社から発信できていなかったことに気付かされます。

最近、業界大手の凸版印刷が俳優の大泉洋さんを起用し、「まだ凸版が印刷の会社だと思っていませんか?」「突破する会社ですよ、トッパンだけに」といったTVCMを打ち出しています。ご覧になった方も多いのではないでしょうか。
まさしく、こういうことで、社名に業種が含まれていると、それが専門であるという思い込みによって枠にはめられてしまいがちです。(ただ、業種名が含まれていない社名は、余計何者なのか分かりづらいリスクがあります)

3.社内の当たり前は社外では知られていない

ヤマノ印刷の会社案内、ニュースレター

社名から連想できるサービス以外も打ち出していきたい場合、待ちの姿勢ではなく積極的に、それらができること、実績があることを発信していく必要があります。
定期的なSNSやニュースレターでの発信、会社案内などの配布はもちろん、営業スタッフが直接お客様へ「こんなこともできますが、お困りでないですか?」とお声かけできると、より効果は高まります。そのための案内ツールやお渡しできるサンプルもあると良いですね。
社内から見れば、当たり前に行っている業務でも、社外には浸透していないかもしれないという視点を持つことが重要です。

まとめ

「色々なことができます!」と、社名から連想できる業務以外も行っている企業は多いですが、何ができる会社なのか本当に知られているでしょうか。
自社のできることを発信する際は、このサービスは社外には知られていないかもしれないという視点を持って紹介していくと「こんなこともできる会社なのか」と目に留めてもらえるかもしれません。


次回は、焼肉屋さんのYouTubeで得た気付きから「発信する」ことを考えます。