おじさんだって、れいちゃんしか勝たんって言いたい!
れいちゃんしか勝たん、って言いたい。れいちゃんが尊い、って言いたい。れいちゃんが推しなんです、と誰かに言いたい。
まさか、40歳を超えてオジさんまっしぐらの自分がこんな気持ちになるなんて✨だから人生って面白い。
宝塚を観るきっかけになったのは、私が好きなイラストレーターさんの宝塚・花組の舞台『はいからさんが通る』が好きすぎるんです!という愛ダダ漏れのツイート。
今まで宝塚を知ってはいましたが、ちゃんと観たことは無く、まあ好きなイラストレーターさんが言ってるんだし騙されたと思って観てみますかねぇ。という軽い気持ちで今作のブルーレイを観始めました。
最初は、あれ?なんか意外と拒絶反応無く観れるじゃん。という感じ。それがいつの間にか、その絶妙なストーリーのテンポ、ジェンヌさんたちの美しい歌声と一糸乱れぬダンス、そして何より伊集院少尉を演じる花組男役トップスター・柚香光さんの御姿に心が奪われているTV前の一人のおじさん状態。気づいたら、もうストーリー後半には、花村紅緒(華優希さん)への愛に賭ける二人・伊集院少尉(柚香光さん)と青江冬星(瀬戸かずやさん)のひたむきな姿に心をブルブル揺さぶられ、嗚咽しながら鑑賞終了・・・
うぉ〜!こんな素晴らしい!こんな素晴らしい!(重要なんで、2回言います)世界があったなんて。今まで気付けなかった後悔を10秒。そして、これからの人生100年時代を前に末永く楽しめるコンテンツに気付けた事を永遠に感謝しました!
それからというもの、仕事が終わり家に帰ると第一幕・プロローグと第二幕・パレードの歌唱シーンを鑑賞するという幸せな毎日✨そして観るたびに、花組トップ男役の柚香光さんに魅了されていきました。
その踊りの優雅さ、そのハスキーな歌声は少尉の心の迷い、揺らぎ、そして愛を見事に表現しています。好きになるのに時間はそれほど必要ではありませんでした。
最近よく「誰々しか勝たん。」とか、「誰々推し。」という言葉を目にしますよね。それをおじさんの私が使う日が来るなんて!
日比谷にある宝塚のグッズショップ「キャトルレーヴ」に仕事の昼休みを使い柚香光さんのグッズを買いに行く日が来るなんて!(昼頃、スーツ姿のおじさんがキャトルに居たら私かもしれません 笑)
原作も気になり神保町の書店で大和和紀先生の『はいからさんが通る』コミック全巻を買う日が来るなんて!(ちなみに原作も最高でした!)
綺麗事に聞こえるかもしれません。恋愛とは本当に別の感情なんです。ただ柚香光さんが、そしてジェンヌさんたちが幸せならばそれでいい。という悟りにも似た気持ち。推しがいるという事は無償の愛を注げる対象がいるという事。こんな清々しい気持ちにさせてくれた宝塚に感謝です!
こちらを読んでくださった皆さんも騙された。と思って宝塚を観てみてください。あなたの開いていない心のトビラが開くかもしれませんよ!
最後までお読みいただきありがとうございました。まだ宝塚沼に落ちて半年と新参者ではありますが、宝塚への愛が少しでも伝われば私も嬉しいです。
(町井 達)
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