妊娠生活の振り返り。妊婦の時に知りたかった6つのこと

産後1ヶ月の元妊婦が妊娠生活を振り返ります。

正直、妊娠・出産には消極的で、なぜ苦労に自ら足を突っ込まなければならないの!?という気持ちを持っていた女が、妊娠中に知りたかったことの備忘録を残します。

つわりは妊娠初期から
つわりは、妊娠初期に始まります。生理が周期的に来る女性なら、生理が来ないな〜、と気づいた時には、すでに妊娠5週間近く。
妊娠の週数は、最後の生理開始日からカウントし始める。
妊娠検査薬で陽性を検出できるのは、来なかった生理予定日から一週間後。
そして、私の場合は、陽性となってから一週間でつわりが始まった。
つわりは5-8割の女性が経験すると言われているので、過半数は何らかの体調不良が起こるということ。
私の場合は、3ヶ月弱微熱と気持ち悪さ、時々嘔吐が続きました。
二日酔いあるいは車酔いの症状が永遠と続き、病院から特に対処法がないと言われ、さらには微熱が出ている始末。
微熱が続くと医者に相談したら、コロナじゃないの?と切り捨てられた。
妊娠は病気じゃないというけれど、妊娠していなかったらこんなの大病人なのになんだそのコメントは…という気持ちになります。

ninaruなどの妊娠進捗を知らせてくれるアプリを見ると、一般的につわりがピークになる週数が記載されている。
つわりが始まったばかりは、どこまでひどくなるのかがわからず、その恐怖に心を病んだ。
コアラのマーチを食べただけで、シンク下の匂いを嗅いだだけで、りんご食べただけで、野菜で作った鍋を食べただけで…どんどん食べられるものが減っていく。立ち上がっただけで気持ち悪い。さらには、仕事で平日は毎日働く。重度のつわりだと病院から診断されたら、休むことができるけど、病院で、つわりがひどくて…というだけでは、水飲んでくださいね〜で流される。
このつわりの苦しみは本当に人それぞれなので、私のケースは誰にも当てはまらない。
私の場合は、母親がつわりのなかった人間だったので、私もない可能性が高いんじゃないかとたかを括っていたのだが、親族でも参考にならないことをお伝えしておきます。

自転車に乗ってはいけない理由
お腹が大きくなってきたら、自転車は乗らない方が良いと色々な媒体に書いてある。
私は今まで出勤に自転車を使っていた。
正直、私より体重が二倍ありそうな方が自転車に乗ったところで心配されないし、バランスが取れる範囲だったら乗ってもいいんじゃない!?と思っていました。

でも違うのだ。妊婦の特徴の一つに、関節が緩くなる、がある。
サドルにお尻を乗せると、骨盤に違和感を感じる。
骨盤がへの字に曲がる感じがする….
段差を乗り越えるとき、腰がふたつに分離する感じがする…
ということで、自転車に乗っていけない理由、バランスの取りにくさだけではないことを体を持って理解しました。みなさん、気をつけてください。
ちなみに私は、5ヶ月くらいで自転車に乗ることをやめました。

妊娠線はお腹の下だけにできるだけじゃない
お腹が大きくなってきてから、お腹の周りにはクリームを塗るようになった。
そのおかげで(?)お腹周りに妊娠線ができていない!

でも、妊娠8ヶ月に入って、お風呂上がりに鏡をみたら…
なんと、下乳に妊娠線が。お腹はガードしていたけれど、下乳は盲点だった。。
どうやら妊娠は、胸が大きくなる上に、皮膚自体が乾燥しやすくなるようので、二の腕や足にも妊娠線が入る場合があるようです。

最近の大ショックです。
お腹が大きくなり、生活がしにくくなっている上に、どんどん美貌が薄れていく…
女が薄れ、母になる…

妊娠線は一生消えないようなので、お風呂上がり、全身にクリームを塗りたくりましょう。

妊娠糖尿病の検査に引っかかる

検尿で引っかからないように、検査日の朝は糖質控え目に…

定期検診で、毎回尿を提出します。
その時、尿糖が出た場合、血糖検査になる可能性があります。
私は、妊娠初期に1回尿糖が3+が出て、特に何も言われませんでした。
しかし、妊娠後期に2回目の3+が出た時、血糖検査をしましょう、
ということに…

もうすぐ産休に入るフルタイム務め人、正直会社はできるだけ休みたくない。
しかし、私が通っている産婦人科は、血糖検査は平日午前中しかやっていないとのこと。

血糖検査は、朝9時から11時過ぎまでかかるので、午前休をとって産婦人科に行きます。

これは、私が朝にドーナッツや甘いパンを食べた時、たまに尿糖が出ていたのを知りながら、気にせずに食べ続けていたせい…

産婦人科にかかる日は、できるだけ甘いもの控えましょう。


情報源を絞る

ネットで調べれば、無数のつわりに関する記事や、妊婦がとるべき食生活の指南が転がっています。これら全てを見ようとすると時間もかかるし、概ね言っていることは一緒…
ということで、私は以下の本を読み、参考にしました。
まとまって情報を摂取するほうが好きな方は、よかったらどうぞ!
・最新! 初めての妊娠・出産新百科 (ベネッセ・ムック たまひよブックス)
・嫁ハンをいたわってやりたい ダンナのための妊娠出産読本 (講談社新書)
ちなみに、漫画のコウノドリも全巻読んで、妊婦の病気や健康リスクに関して簡単に学びました。


産院選び

これが一番伝えたいことかもしれません。
妊娠当時は、できるだけリスクを避けるように、NICUのある総合病院で無痛分娩したいと思っていました。
しかし実家近くの総合病院は予約受付をギリギリまで実施しておらず、コロナ禍ということもあり、無痛分娩の予約が取れるかは約束できないと電話口で通告。
近場の総合病院は無痛分娩をしていないなど、条件が揃わずに、選ぶのが面倒くさくなって、通院が一番楽な近所の産婦人科で出産することに決めました。

そこでの出産を経て、気がついたことは、リスクの高い妊婦だとわかれば総合病院に紹介されるということ。
近くの個人の産婦人科も、もちろん母子の健康を第一にしてくれているということに気がつきました。
私は進捗が順調な健康妊婦だったので、私のようなケースは通いやすい個人病院で出産して、産後個室で美味しいご褒美ご飯を食べれば良いと感じました。
そうすればリスクの高い妊婦さんが必要とする総合病院の席を空けることができる。
こうやって産婦人科は役割分担をしているんだなと気付かされました。


最後に

子を持つことに消極的で、なんならネガティブな気持ちしかなかった私ですが、我が子が生まれたとたんに、その存在を大切にしようという気持ちが生まれました。

免許証をゲットして車を運転できるようになったとき、20歳を迎えてお酒が飲めるようになったとき、就職して自分で稼いだお金で生活できるようになったとき、今まで眺めるだけの山だったけれど、登山が趣味になったことで遊べる場所が増えたとき…
今では、このように、生活に新しいレイヤーが加わって、より楽しい人生になることの一つに、子供を育てるということがあるように感じます。

もちろん、子供を持つということは一つの選択肢であって、どちらがよいというのは他人に判断されるものでは決してあってはなりません。

今回は、生後1ヶ月の赤ちゃんと暮らす、かなり子供を持つことに消極的だった一女性が、備忘録として書き留めた知っておきたかったことと、今の気持ちを少しだけどこか、こっそり残しておくために書きました。

世の中の子育て世代が、ワンオペ育児をどう乗り切るかなどのノウハウを共有していて、かなり気圧されていましたが、そもそも彼女達が子供を持つという選択をしているのは、子供がいることの育児の大変さよりも、子供がいることによる楽しいが勝るからで、それは大前提としてあるから口にするまでもないのだろうな
と気付かされました。

皆さんの妊婦&子育てライフが、少しでも楽しいものになりますように。

2023.05.08



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