”仕事”と私
学生時代のアルバイト、新卒での就職、その後の転職、起業する、フリーランスで働く。
世の中には数えきれない「仕事」があり、そこで働く人がいます。
この記事を読んでいただいている方のほとんどが何らかの「仕事」をしているか、過去にしていたかだと思いますが、そもそも、
仕事って、楽しいもの?つらいもの?お金をもらうための手段?
起業家やフリーランスではなく、皆さんが会社・組織にお勤めなのであれば、「仕事について改めて考えたことはないよ」という方がほとんどかもしれません。
自己紹介
私のこれまでの経歴や自己紹介はこちらもしくはこちら(写真付き)
今年、社会人歴も早いもので17年目に突入していますが、
ありがたいことに私にとって”仕事”はこれまでずっと「楽しいもの」でした。
仕事を通して誰かが喜んでくれ、それだけでも嬉しいことなのに自分自身にもこれまで以上に世界が広がっていき、新たな繋がりや可能性を見出していけると信じられるものだからです。
とはいえ、20代の頃は悩んだり壁にぶつかることもありました。
会社員であれば、異動や配置換えも伴うので、自分に向いている仕事もあればそうでない仕事もあり、自分が顧客や組織に対して価値を発揮できていないのではないかと苦しんだ時期もあります。
しかし、このような経験を経たからこそ、自分が最もエネルギーを発揮でき、貢献できる領域に対して自分の時間を費やしていきたいという思考がより一層強くなり、
それこそが顧客の為、社会の為であるという信念を抱くようになりました。
一日約8時間、年間約2000時間、人生で8万時間以上、起きている時間の1/3ぐらいは仕事に時間を使っている人が多い中、私はこの先も「人生を通して自分にしかできない”仕事”をし続けたい」と感じています。
子どもの頃の夢、覚えてますか?
実は、子どもの頃は「イルカのインストラクターになりたい」と思っていました。
どうやったらなれるのかが分からなくて、自分なりに調べて水産大学への進学を調べていたこともあったぐらいです。
長くなるので、学生時代の私についてはまた別の機会にでもと思いますが、
そんな子どもの頃の夢はいつの間にか消えていました。
みなさんにも同様なことがあるのではないでしょうか。
時を経て、2022年の今。
新卒で縁あって就職した会社がきっかけとなり、人材業界で仕事をすること17年。
現在、株式会社ヒューマンシップで、主事業であるパーソナルエージェント事業の責任者をしています。
サラリーマンと起業する人との違い
29歳で大好きだったはずの会社を急に辞め、具体的な理由や動機の説明をすることもなく、今から9年前に当時の上司と共に起業することになりました。
父親もサラリーマン、親戚も公務員で、身近で商売をやっていた人にほぼ出会ったことがありません。
父親は愚痴を言わない人でしたし、大企業の中で責任ある役割を担っていることは子供ながらに横目で感じていました。
部下が家に遊びに来ることも多く、子供の頃の私はサラリーマンへのネガティブな印象を一ミリも持っていなかったと思います。
私の7年間の会社員生活はとても充実していましたが、29歳での決断は今までしてきた選択や決断とは明らかに異質のものだったと、今となっては思います。
当時、知人や友人に「なんでそういう選択をするの?」と聞かれても、第三者に自分のとった選択を理路整然と説明することができず、
本音としては「これは私なりの直感なんで」と伝えたかったと思うのですが、その時は本当に、ただただ決断したことが全て、という状態でしたし、
大企業の中で見えていた、”こうすればああなる”といったプロセスが全く見えない状態で、どうしたら成功できるのか、この先どうなっていくのか、本当に分かりませんでした。
同じ人材業界とはいえ、会社員で得たノウハウとは違う仕事で起業したので、何をやっても「おままごと状態」にしか思えず、胸がざわざわするような日々を過ごしていました。
ここからの10年を再設定する
そんな弊社も今年で創業10年目。
ここまで会社を継続的に成長させることができ、社員も元気で、お客様にも恵まれていることは、当時から見たら考えられない光景です。
計画的というよりも「何とかやってきた」という感覚がしっくりきますし、例えるならば絵が見えないパズルのピースがかみ合っていくように、組み重なって、気づいたら一枚の大きな絵になってきたような感じもあります。
そんな自分たちに対して唯一誇れることがあるとしたら「いろいろあったけど、ここまでのプロセスは楽しかったし、辛くはなかった」ということなんじゃないかと思っています。
終わりに
創業時の私たちに向かって、未来である今から言ってあげたい言葉は、
「最初からこうなる未来は決まっていたんだよ」というメッセージなのかもしれません。
やりたくないこと・会社から言われてやるべきことではなく、自分たちが本当にやりたいこと、あるべき姿(=ゴール)に向かって走り出したあの時から、今につながるプロセスはすべて始まっていた。
ここからの10年、まだ見えない世界を見にいくために、今、ここから始めていきたいと思います。
そんな新鮮な気持ちで、創業10期目のスタートラインに立っています。
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