見出し画像

変わる消える(2023.06.16)

朝、長女の熱は相変わらず高かった。
それにもかかわらず、元気に遊び回る次女。38.8℃もあるのに、私だったらトイレに行くくらいでやっとだ。

結局長女は園を休んで、妻が一日面倒見ることになった。長男は元気に学校へ行き、次男は私が園に連れて行った。いつもと違い、次男は後部座席に一人ぼっちだったので寂しいんじゃないかと思ったが、幸か不幸か、本人は状況が理解できていないみたいで、いつもと何ら変わりなかった。園の駐車場に到着してからも、園舎に行くまでに道端の草とか水路とか、園が毎年稲作をしている田んぼとか、色んなところに引っかかってなかなか園舎までたどり着かなかった。

仕事が終わり夕方、次男をお迎えに行くと、やはりいつもと変わらない次男。相変わらず声がでかい。車に向かう途中、先述の田んぼにはネットがかけてあるのに、何とかその中に入ろうとして困った。

家に帰ると、長女はとても元気そう。熱もすっかり下がっている。が、妻によると日中は熱が下がらずにぐったりしていたそう。しかし嬉しいのか、弟が帰ってきて、とっくに学校から帰っていた長男ともどもみんなでおおいに暴れている。微笑ましいなぁと思うが、一日中長女の面倒を見ていた妻は眉間に深い皺を寄せ、うんざりと言った様子でそれを見ている。

それからも長女はずっと元気で、どうやらもう大丈夫そうだった。妻は早速明日どこかにでかけようか熱心に考えていて、気が早い。私はまだもうちょっと安静にしてても良いんじゃないかとも思うが、当の長女が遊びたくてたまらないようで、妻は大義名分を得たみたいに型遅れのスマホで一生懸命明日の行き先を探している。

今日も疲れたな、ストレスばかりだったなと思うが、無理やりポジティブに振り返って、今日一番心が晴れた瞬間は次男を乗せて家へ帰るまでの道中だった。車の窓を開けて、夕日を背にした別府の山々を目の端にとらえながら、以下の曲を聴いていると心が柔らかくほどけて際限なく拡がっていくような心持がした。

そんなふうで、今日も結局良い一日だった。明日が皆さまにとって良い一日でありますように。


この記事が参加している募集

#子どもの成長記録

31,823件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?