ととのえられない(2023.06.18)
日付が18日に変わる前、私は皆が寝静まってから温泉へ出かけた。
時間が時間なので、やっている温泉は限られており、実質選択肢は3つしかない。そのうちの一つ、別府は鉄輪温泉にある「やまなみの湯」へ今日は行った。
今日も相変わらずたくさんの学生さんで賑わっていたが、もう大丈夫。そんなのには関係なく、私はサウナを満喫することができる。というか、サウナ室で学生さんがうるさかったのは最初行った時くらいで、その後何度か行ってるが、学生さんもサウナ室の中ではマナーが良い。きちんと大人しく座っている。
今日も前回と同じく、「スタジアムサウナ」と「漢方サウナ」、そして「炎熱サウナ」の3つを利用する事にした。それぞれ性質は違うものの、温度はどれも同じくらいなのだ。
最初に「スタジアムサウナ」を行き、それから「漢方サウナ」を使った。漢方サウナは不人気なのか入ると私一人だった。テレビがあるわけでもないので、壁に書いてある漢方サウナの説明を読んでいた。その中に「十三乾香」という漢方の薬草に関するものがあったので、私はこれをを全部覚えてみることにした。記憶術を使って。
とはいうものの、私は記憶術の使い手ではない。受験生だったころに一応記憶術を使いたいと思い、頑張ってみたが、ダメだった。それ以来、記憶術に関しては心のどこかに引っかかったような感覚が残っていたので、これは良い機会だと思い、記憶術を使ってこの「十三乾香」を覚えてみることにした。
そして覚えた十三乾香が以下のものだ。
せんきゅう
かんそう
ちんぴ
そうじゅつ
さんざし
もっこう
にっけい
もっか
たんしこう
はっか
うやく
いんちん
よもぎ
本当はちゃんとそれぞれ漢字があるのだが、漢字では覚えなかった。そしてこの十三乾香はネットで調べても全然情報がないので、正しいのかどうか今検証することは出来ないが、まぁ間違いないと思う。記憶術を私は駆使して全く門外漢の十三の薬草を覚えることが出来た。
記憶術のやり方としては、それぞれを別のイメージに置き換えて、それらをつなげて一つの物語として覚えるというものだ。
例えば最初の「せんきゅう」「かんそう」「ちんぴ」「そうじゅつ」だと、パンサー尾形が砂漠で「サンキュー乾燥!」と言い、ちん〇を槍でつつかれる(槍術)というものだ。いかがだろうか?イメージがスッと入ってきたのではないだろうか?
そんな感じで私は昔かじった記憶術を使い、しっかり「十三乾香」を記憶した。自分で自分を褒めてあげたい。そしてこの記憶する事に集中したおかげでサウナ室で時間が経過するのが早く感じた。
しかし、サウナに入り、水風呂に入り、休憩する中で、頭の中が漢方に関することでいっぱいになり、私は真の目的である「ととのう」事が出来なかった。3セットでダメだったので、延長戦の4セット目をやったがそれでもダメだった。とても残念な事だ。
とはいえ、リラックスはできたので、良しとするしかない。私は皆が寝静まった家にそろ~っと帰り、寝た。
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