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営業利益と連動する賞与〜成長支援制度その4〜

「成長支援制度」の導入により、賞与原資についても「見える化」を行いました。
以前は、総額いくらの賞与を支給するか、ある程度の基準(以前の支給総額と営業利益との関係での目安)を設けてはいましたが、役員会での専決事項となっていました。
従って、個別のフィードバックまでは、賞与がいくら支給されるかはわからなかったのです。
また、「経常利益」の目標を設定していますが、賞与を減らすと、利益が増えるという関係にありますので、会社とTEAMメンバーとの間で利益相反的な関係が感じられていたかもしれません。

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現在の伍魚福での賞与原資の考え方です。
賞与にも「生活保障」的な意味合いがありますので、従来の支給額と現在の基本給総額から想定した、定額分を毎月計上しています。

これに加えて、営業利益(損失)の21.5%を加えます。
この比率は、毎年見直します。
定額分を含めて、営業利益のおよそ3分の1程度になるように設定した比率です。

毎月行う「全体会議」では、前月の月次決算を報告するのですが、その中で、「賞与原資」についても報告します。
3月から8月までの賞与原資合計=12月の冬の賞与
9月から2月までの賞与原資合計=7月の夏の賞与
となります。
自動的に算出できますので、悩む必要がなくなりました(笑)。

「定額分」については、営業利益がゼロでも支給します。
営業利益が仮にマイナスになっても、21.5%を掛けた金額をマイナスしますので、ある程度の赤字であれば賞与はゼロになりません。

通常は赤字だと賞与を支給しない、というルールになっている企業が多いと思いますが、伍魚福はそうではありません。

また、会社の利益が増えれば増えるほど、「賞与原資」も青天井で増えます。
「成長支援制度」を導入している会社の中では、1回の賞与が基本給の10ヶ月分!になっているところもあるそうです。

この仕組みにより、経費削減や、ロスの削減、生産性向上の結果が、自動的に賞与に反映されます。
残業が増えると、営業利益が減り、賞与が減ります。
「忙しい」ということで雇用を増やすと、その分利益が上がれば良いのですが、そうでなければ営業利益が減り、賞与原資も減ります。

賞与原資総額が決まれば、
基礎賞与:現在は基本給1か月分
成長賞与:1点単価×賞与配分ポイント(等級ごとに評価に応じたポイント+担当するマネジメント業務に応じたポイント)
1点単価は、賞与原資総額から基礎賞与合計金額を引いたものを全メンバーのポイント合計で割ったものです。
評価が決まれば、自動的に計算ができる仕組みです。

一人ひとりの経営意識を高め、真の意味での「部門経営者」となってもらいたい。
頑張ったメンバーにきちんと報いることのできる会社でありたい。

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伍魚福のすべての仕組み、活動は、「伍魚福エンターテイニングスパイラル」をきちんと回すためにある。
noteを書き続けて改めて気づかされます。

最後までお読みいただきありがとうございました! 伍魚福の商品を見つけたら、是非手にとってみて下さい。社長のいうとおりになってないやないかーとか、使いづらいわー、とか率直なコメントをいただけるとうれしいです。 https://twitter.com/yamanaka_kan