自動車からエンジンがなくなった時代に語り継ぎたいエキゾーストノートの価値
自動車コラムニストらしい、独断と偏見の妄想コラムを書かせていただきました。お題は「自動車世界遺産」を勝手に選んでみるというもの。
どんな事象を選んだのかは記事のほうをご覧いただくとして、個人的に一番書きたかったのはコラムの締めに持ってきた排気音の話。
ハイブリッドカーや電動車両などエンジンの疑似サウンドをコクピットに流してスポーティなムードや、車両との一体感を増すという演出は珍しくなく、もしかするとフル電動の時代にも同様のギミックは残るかもしれませんが、やはり管楽器としての排気音は別物でありましょう。
そして、排気音という表現より「エキゾーストノート」と言いたくなるような快音を奏でられるのはマルチシリンダーの特権。その意味で、コラムの方ではV型10気筒エンジンを搭載したレクサスLFAをピックアップさせていただいたのでした。
もっとも個人的には、超高回転対応のV型12気筒エンジンに優るものなしと考えているのも事実。そんなV12エンジンを積んだマシンが、長いストレートをアクセル全開で近づいてくるときのエキゾーストノートを間近で味わうようなイベントがあれば、それだけで十分にお金の取れるエンターテインメントになるのではと思うわけですが、さて?
参考動画:ホンダの自然吸気V型12気筒のF1エンジン(再生時音量注意、可変吸気管長システムが作動している様子も確認できます)
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