オレオレ詐欺に騙されないための対策
はじめに
「オレオレ詐欺」をはじめとする特殊詐欺は、巧妙な手口で私たちの身近に迫っています。家族や知人を装い、お金を騙し取ろうとする犯人の巧妙な手口に、どのように対処すればよいのでしょうか?
オレオレ詐欺の手口例
「電話番号が変わった」とお金の要求がセット
「のどがおかしい」
「会社のお金をつかいこんだ、いくら用意できる」
「知り合いの弁護士がそっちに行くからお金を渡して」
「事故を起こしてしまい、示談金が必要」
「警察です。あなたのキャッシュカードが犯罪に使われています」
「還付金があります」
その他、最近は「劇場型」と呼ばれる、大人数でかわるがわる電話口にでて(例えば、本人、友人、医者、弁護士、警察)、本当に交通事故が起きたと錯覚させようとするなどの手口があります。
騙されないための対策
不審な電話には出ない:知らない番号や、内容が不審な電話には出ない。
個人情報を教えない:キャッシュカードの暗証番号や、口座番号などを絶対に教えない。
一人で判断せず、家族や信頼できる人に相談する:慌てず、まずは相談しましょう。
警察に相談する:不審な電話がかかってきたら、すぐに警察に相談しましょう。
家族観で合言葉を決めておく:「私には孫はいない」を合言葉にするなど家族間で対策をしておくなど
まとめ
一例
オレオレ詐欺に気付いた瞬間にあげられるのが何かわかりますか。
それは
(お金を騙し取られた後、)
かけてきた(はずの)孫に電話をかけた時
です。
孫は
えっ、おれ、電話かけてないよ
と答えることでしょう。
つまり
折り返し、(番号が変わったと言われても)
もともと把握している電話番号に電話する
ことが、騙されないために有効な対策のひとつとなります。
予防方法
オレオレ詐欺は、巧妙な手口であなたを騙そうとします。しかし、正しい知識と対策さえ知っていれば、被害を防ぐことができます。
警察署が配布しているチラシなどで、どのような手口があるか「知識」をつけるのもいいと思います。
大切なのは、電話に出たときに、お金の話・病気やけがの話がでても
まず慌てないこと
一呼吸おくこと
いったん疑うこと(折り返し電話する、知人に相談する)
をこころがけることです。
この記事を参考に、ご自身と大切な人を守るための対策を講じましょう。
被害にあわれた方へ
対策を講じても、被害にあってしまうことがあります。
★もし、脅迫のような言動がみられるようであれば、
すぐに警察に通報!!
してください。
★このような詐欺は、「受け子」と呼ばれる人が、都会から地方に新幹線に乗って「お金を騙し取り」に行きます。
それほど大きなお金がだまし取られるのです。
そして次の目的地に向かってしまいます。
現場からいなくなる前に
すぐに警察に通報!!
しましょう。
身近な方からの犯罪と分かった時や、犯人が分からない時でも、時間がたつにつれ犯人を処罰したいと考え始めるときがあります。
処罰のための時効がくるまでは、警察等に「告訴状」を提出して犯人の処罰を求めることができます。
「告訴状作成」の相談は、行政書士が受けることができます。
相手の対応が気にいらないなど処罰感情がおさまらないときや、どうしていいか分からないなど、つらい気持ちをお持ちであれば、刑事手続きに詳しい当事務所に、一度、ご相談いただけたらと思います。
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まずは相談お待ちしております。