どうか、テレビの世界が夢のある場所であり続けますように。
今の時代、SNSを通して
アーティストやタレントさんに直接、「感想」や「想い」を届けることが出来ます。
すごく速くとても簡単に、
スマホを通して1分もかからず繋がる事ができます。
時にタレント本人がリツイートしてくれたりコメントを返してくれて、
ファンの方からすると「直接繋がった！！」「見てくれている！」と
感激したことも沢山あると思います。
こんなに簡単に繋がれる！想いを届けられる！
とても素敵なことですよね。
SNSのおかげで、たくさんのエンタメが生まれ、
そのエンタメで多くの人が救われてきたと思います。
これだけSNSが発達したなか、
アーティストやタレントさんと一番繋がれる方法って何だと思いますか？
ずっとエンタメ業界で働き、芸能マネージャーをやってきた、
僕なりに断言できることがあります。
凄く古典的だと思われるかもしれませんが、その方法は、
『手紙』です。
「手紙」「ファンレター」は、必ず本人が読んでくれます。
数が多く、返事を書くことが難しいので
「ちゃんと読んでくれているのかな？」と不安な方もいるかと思いますが、全てちゃんと読んでいます。
仕事の忙しさによっては読むまでかなり時間がかかってしまう場合もあります。何万通と手紙が来れば、それこそ1年くらいかかってしまうかもしれません。
最近、こんな記事も出ていましたね。
自分が書いた手紙を好きな人が手に持って読んでくれている。
想像しただけで、「ワクワク」しませんか。
自分が担当した人もそうですし、
色んな現場で、マネージャーさんがファンレターを渡しているのを見かけたことがあります。撮影の空き時間や移動時間に渡すことが多かったのですが、みなさん、しっかり目を通されていました。
でももう1つ、
これも正直に断言させてください。
皆さんから頂いた手紙は、必ずマネージャーが事前に読みます。
全て、必ず読みます。
届いた手紙の中には変な手紙（詳細は書きません）も来たりして
そんな手紙は、マネージャーが読んで「さよなら」させて頂いています。
これは、お許しください。タレントを守るためなんです。
時に、ファンの方から来た手紙を読んで、僕らが元気づけられたり、
感動することもよくあります。ありがたいなぁって、心から思います。
そして、責任をもって、
必ずアーティストさん、タレントさんに届けます。
「手紙」
こんな時代だからこそ、
「手紙」をもらうと、本当に嬉しいんです。
スマホで見るテキストよりも
手紙に書かれたあの筆圧、字体、個性。手紙に貼られたシール、
描かれた似顔絵、添えられた写真、手紙から感じるあなたの「想い」
SNSの素晴らしさもたくさんあります。
でも、怖さもたくさんありますね。
SNSのコメント欄を一切見ない人もいるかもしれません。
僕は時に、一切見なくていいと思っていますし、
「見なくていい」と言います。
優しいコメントや温かいコメントがちゃんと
好きな人に届いて欲しい。
タレント、アーティスト、インフルエンサー、YouTuber,
テレビに出ているあの人、SNSでフォローしているあの人に。
『手紙』、『ファンレター』を出してみませんか？
マネージャーの皆さん。
ファンの方から届く手紙は、僕らマネージャーにとっても
「大きな力」になります。
全部、読みましょう、先に。
マネージャーをやってきた僕が断言します。
「手紙」は必ず、好きなあの人に届きます。
時間がかかるかもしれないけれど、「想い」は届いています。
みんなで支えていきましょう。盛り上げていきましょう。
どうか、
テレビやエンタメの世界が「夢」のある場所であり続けますように。