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CTO1年振り返り ~ 五反田スタートアップ

2020年9月からBEAMINGのCTOとして働き初めまして、1年が過ぎましたので振り返りをしようと思います。ちょうど大きなイベント「MUSERフェス」も終わりました。

活動ログと成果物

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Githubのスクリーンショットをつなげました(草原の偽造はしておりません・趣味の稼働を含みます)

2020-09 ~ DBがスパイクしてMUSERが止まりました。
2020-10 ~ オフィスが五反田に移転しました
2020-11 ~ 配信画面のUIを一新しました
2021-01 ~ サーバーレスのバックエンドが稼働開始しました
2021-02 ~ 全体のUIを一新しました
2021-03 ~ チャンネル機能をリリースしました
2021-04 ~ MUSERフェスの開発が始まりました
2021-06 ~ MUSERフェス会場がオープンしました
2021-09 ~ MUSERフェス本番が開催されました

活動の背景

活動方針を決めていくにあたって、私の中には以下のようなゴールがありました。

✅ 目に見える成果物を定期的にリリース
✅ 説明できるバックエンド開発
✅ テクノロジーで対話を

MUSERはベンダーに作ってもらったV1から内製のV2への移行期にあります。逐次移行する方法もありますし、一気に作ってビッグバンリリースする方法もありますが、上記の背景から前者を選びました。

テクノロジー的に良かったこと

TypeScript 始めました(バックエンドも)
楽しくプログラミングしています。業務委託の開発メンバー集まってくれたのもこれのおかげかもしれません。フロントとバックエンドとを同じ言語で書いていると lint 設定がすごくラクです(もちろんそれだけじゃない)。

DynamoDB + Single Table Design 始めました
DynamoDBは凝ったことができるKVS。KVSだからデータの読み書きで想定外のことは起きません。お客さんがいくら増えても・盛り上がってエールを送りまくっても安心です。

テクノロジー的に悪かったこと

エンジニア採用
プロダクトが弱い、私のプロダクトへの理解も未熟、結果として不誠実な採用活動になったと思います。自分で自分が薄っぺらい人間に見えたので、モノを作ってから出直します。

設計に費やすべきあと数日
MUSERフェスは唐突に始まったのですが、とはいえ設計にあと数日でも多くの時間を費やして、より厳しくなれなかったものだろうかと反省しています。Workaroundが多くなり過ぎました。

そもそも論

CTOの定義
事業系スタートアップの初代CTOに仕事の定義などあるわけがなかったです。おそらく創業者のなかでは「CTO採用してみた、以上」で話は終わっておりまして、そういう環境下で、会社やら社員やらプロダクトとの距離感を無用に頻繁に測っていた気がします。

会社がまだセットアップ中
そして会社はまだ原始時代です。それにも関わらず、変に会社とか組織論みたいなのを意識しすぎてしまったかと思っています。出来上がっていない組織の中での立ち回りを覚えなければいけませんでしたよ。

そもそも、私は自由すぎることに耐えなければいけません。

おわりに

さて、採点です。

🔵 目に見える成果物を定期的にリリース
半年間良かったのとMUSERフェスで 25点。

🔺 説明できるバックエンド開発
Workaroundが多すぎました。でもサーバーレスの技術選定は間違っていなかったでしょう 15点。

❌ テクノロジーで対話を
そもそも誰と話そうとしていたのか、お遊びのスクラムチームみたいな目標設定だったので 0点。

40点でした。精進します。

なおCTO振り返りではありますが、この記事は私個人の意見です。お読みいただきましてありがとうございました。

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