山本 啓介

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山本 啓介

最新記事はこちら https://yamamotok.github.io/ ✨ 五反田スタートアップCTOです ✨ ファミリーベーシック勢なので歴は長いです ✨記事の内容は個人の意見です

最近の記事

となりのプログラマーの引っ越し

ただの文字通りのブログを書きたいので引越しいたしました。 制作にあたっては、なるべくモダンな技術を使うようにしていますので、技術ブログと言えなくもないかもしれません。

    • 技術選定 ~ となりのプログラマー

      こんにちは。『技術選定』の話を書こうと思いますが、大きすぎるテーマに思われますので、今回は前の記事に書いた「いきなりレガシー」問題のみに焦点を絞ります。 いきなりレガシー新しく作ったのがもうレガシーと呼ばれる、そんな様子を「いきなりレガシー」と表現しました。多くの場合、以下のような特徴を持っています。 過去のコードからのコピー&ペーストがある 自家製ユーティリティ集に依拠している 環境構築やデプロイについて手作業が多い プログラミング言語やフレームワークのバージョン

      • カルチャーとは何ですか ~ となりのプログラマー

        組織に関わる話で『カルチャー』という言葉を頻繁に聞きます。それはときに理念のようで、ときにそこそこ強い行動規範のようです。そのカルチャーとは何なのでしょう。 それは招待状だと思います。 それでは、私が疑問やら、この言葉を使うとき耳にするときに留意しておきたいことなどをお話ししたいと思います。 同調圧力なんだろうか?カルチャーには「自然に形成される」のニュアンスがあると思うのですが、行動規範のような内容を示されたときに違和感を覚えます。 自然・普通に・合意できて当然、こ

        • これできますか?と聞かれても ~ となりのプログラマー

          エンジニアにとって、「これできますか?」は最も回答が難しい質問の一つです。なぜなら答えはいつでもYESだからです。 答えはいつでもYES 大概のことは技術的に可能なのです。だから基本的にYES。しかしながら以下のような理由により回答を躊躇してしまいます。 そもそも「これ」の抽象度が高いので具体的なゴールがいくつも見えてきます。本当にやりたいことは何なのだろうと考えてしまいます。 手段についても迷います。ソフトウェア開発においてはいつも、目的を実現するための方法は幾通りも

        となりのプログラマーの引っ越し

          レガシーシステム ~ となりのプログラマー

          IT業界で聞く『レガシーシステム』とはなにかのお話です。今回から「となりのプログラマー」にシリーズ名が変わりました。前回のCTO1年振り返りからの続編でもあります。 「経営層」という言葉を文中で使いますが、適宜「なにか決める人」くらいに置き換えていただけますと幸いです。さほどエンタープライズな話ではありません。 レガシーシステムとは 「いまだ本番稼働中であるけれども構成要素がだいぶ古いシステム」を指して言います。古いバージョンのプログラミング言語やフレームワークで構成され

          レガシーシステム ~ となりのプログラマー

          CTO1年振り返り ~ 五反田スタートアップ

          2020年9月からBEAMINGのCTOとして働き初めまして、1年が過ぎましたので振り返りをしようと思います。ちょうど大きなイベント「MUSERフェス」も終わりました。 活動ログと成果物 Githubのスクリーンショットをつなげました(草原の偽造はしておりません・趣味の稼働を含みます) 2020-09 ~ DBがスパイクしてMUSERが止まりました。 2020-10 ~ オフィスが五反田に移転しました 2020-11 ~ 配信画面のUIを一新しました 2021-01 ~

          CTO1年振り返り ~ 五反田スタートアップ

          リファクタリング ~ となりのプログラミング用語

          こんにちは。『リファクタリング』についてお話しします。リファクタリングそのもの定義より、『リファクタリング』が聞こえてきたときに感じとるべきことについてお話しします。 リファクタリングとは『リファクタリング』とはプログラムの動作を変えずに中身を変えることです。こんがらがった配線を、タグ付けしたり色分けしたりして整理するイメージです。なお、必ずしも新しいものや高性能なものに置き換えることを指しません。 コードから怪しいにおいがする整頓された環境で仕事をするのはとても楽しいこ

          リファクタリング ~ となりのプログラミング用語

          ウォーターフォール ~ となりのプログラミング用語

          はじめに『ウォーターフォール』は開発手法の一つです。ウォーターフォール型の開発、などのように総称としても使われます。 『ウォーターフォール』というと「川の流れ」のように響くかもしれませんが「水門のある運河」がより正しいイメージです。ウォーターフォールの肝心かなめはゲートの存在です。 「アジャイル」と比較されながら「ウォーターフォールはエンジニアを不幸にする」ようにしばしば言われていますので、その背景について私なりの考えをお話しします。 人々を分断する魔法のシールド必要な

          ウォーターフォール ~ となりのプログラミング用語

          バグ ~ となりのプログラミング用語

          はじめに『バグ』はすでにじゅうぶんに一般化している用語ですね。「不具合」のことです。「不具合という現象」を指して用いられることが多いと思いますが、それの「原因」を指しているときもあります。 取り扱い注意!プログラミング業界では『バグ』はしばしば「攻撃的」に響きますのでご利用の際はご注意ください。「バグを見つけたよ」=「おまえの不完全な仕事の証拠を見つけたぞ」と聞こえてしまうわけです。 バグ報告の仕方ちょっと横道にそれますが、バグ指摘のコツを書きます。 ① 発生している事実

          バグ ~ となりのプログラミング用語

          静的と動的~となりのプログラミング用語

          はじめにWebサイトを作っていて、ここは『静的』な部分・ここは『動的』な部分、のよう使われます。『静的』は "Static" の訳語・『動的』は "Dynamic" の訳語と思います。 『静的』は性的と同音なので、この用語にまるで馴染みのないグループで使う場合には『スタティック』を使ったほうが良いかもしれません。 静的・動的の使い方『動的』を先に説明しましょう。『動的』な部分とは、ユーザーの操作やアプリケーション内部の計算など、諸条件の影響を受けて自動的に変更される部分で

          静的と動的~となりのプログラミング用語

          YAGNI・それ要らなくね? ~ となりのプログラミング用語

          はじめにYAGNI は ヤグニ で You aren't gonna need it で 『たぶんそれ要らなくね?』です。 必要なのか?不要なのか?不要なことをするのは無駄、それは明らかなことです。ただ最初から物事に「不要」のラベルがついていることは稀でしょう。それなので、私たちはそれが必要なのか不要なのかの判断をしなければいけません。ときにはその結論をもって誰かを説得する必要があるかもしれません。 洞察なのか?憶測なのか?いっけん不要に見えてじつは必要、そのようなことも

          YAGNI・それ要らなくね? ~ となりのプログラミング用語

          例外を投げる~となりのプログラミング用語

          はじめに・フラグを立てる『フラグを立てる』はもともとプログラミングで使われる用語です。ご存じのとおりです。「フラグの回収」は違って、これは「伏線の回収」とどこかで混じったものでしょう。 一般化した『フラグを立てる』がプログラミング業界に逆輸入され、いまでは「変数に真と評価できる値を代入する」という意味で使われることがありますが、古来の意味はビット演算のことです。 例外を投げるさて、次に、これから流行る技術用語『例外を投げる』を紹介します。 ・『例外を投げる』の背景 ・『

          例外を投げる~となりのプログラミング用語