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これできますか?と聞かれても ~ となりのプログラマー

エンジニアにとって、「これできますか?」は最も回答が難しい質問の一つです。なぜなら答えはいつでもYESだからです。

答えはいつでもYES

大概のことは技術的に可能なのです。だから基本的にYES。しかしながら以下のような理由により回答を躊躇してしまいます。

そもそも「これ」の抽象度が高いので具体的なゴールがいくつも見えてきます。本当にやりたいことは何なのだろうと考えてしまいます。

手段についても迷います。ソフトウェア開発においてはいつも、目的を実現するための方法は幾通りもあり、それぞれの方法にそれぞれの利点・欠点があります。

トレードオフの関係性を解きほぐす必要があります。それからどういう基準でリスク評価をすればよいでしょう。

十分な情報のインプットが無い状況では結論を出せそうにありません。たぶん、出てくる回答はそのエンジニアの気分もしくはキャラクター次第になるでしょう。

観点がわからない

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さるとガソリンどっちがすき?/さる
引用:Z CHAN 井口真吾 1989

観点がわからないとこのようにすがすがしく空虚な会話になる

おわりに

今回は短い文章の投稿となりました。

エンジニアはひねくれものだということを言いたかったのではありません。共通の背景をいつもメンテナンスしておくと仕事が楽になるということを言いたかったのです。なお、あえて背景を察しようとしないエンジニアは本当のひねくれものですよ。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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