静的と動的~となりのプログラミング用語
はじめに
Webサイトを作っていて、ここは『静的』な部分・ここは『動的』な部分、のよう使われます。『静的』は "Static" の訳語・『動的』は "Dynamic" の訳語と思います。
『静的』は性的と同音なので、この用語にまるで馴染みのないグループで使う場合には『スタティック』を使ったほうが良いかもしれません。
静的・動的の使い方
『動的』を先に説明しましょう。『動的』な部分とは、ユーザーの操作やアプリケーション内部の計算など、諸条件の影響を受けて自動的に変更される部分です。
『静的』な部分はその逆で、それらの影響を受けることなくいつも同じ姿をしている部分です。
なぜその区別が意識されるか
制作コストが違うので区別が意識されます。『動的』な部分は『静的』な部分よりコストが高いです。
『動的』な部分の制作にあたっては、諸条件が正しく反映されるようプログラムが必要になりますしテストも必要になります。条件の組み合わせが複雑になるにつれコストはより高くなるでしょう。
もめごとになるケース
「ここちょっと直してよ」とエンジニアに依頼したら拒否されたので、口論になりました。
そのようなとき、おそらくその箇所は『動的』な部分だったのだと思います。「ちょっと=簡単でしょ」がコストを度外視していると聞こえたのだと思います。
機能として作りましょう
先のもめごとについて解決策を提案しておきます。そのようなときは「機能」の制作を提案すると良いです。
「大得意先である〇〇商店さんのあの商品にちょっと星印をつけてくれる?」を「特定の商品にバッジ表示する機能を開発してくれる?」にしてみましょう。
おわりに
最後までお読みいただきありがとうございました。
コストについてはソフトウェア開発の視点からなので、クリエイティブの視点からはまた別の話があると思います。
エンジニア側からのみ書きましたが、もめごとの解決にはお互いをリスペクトすることがいつも大事ですね。