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元気の源 High Power Print vol.69 土用

風薫る5月。
このフレーズ通りなら一年を通じて一番過ごしやすそうな爽快感に浸れる季節ですが、気候変動の影響でしょうか、近年は暑かったり寒かったり。
昨年末から山本家の一員となった元保護犬2代目ゴロも、暑い日に短くカットしたところ寒さに見舞われるなど影響を被っております。

そんな今年の5月の連休に、会社の花壇の掃除をしました。
躑躅(ツツジ)が植えてあったのですが周りは雑草が次から次へと生えてくる環境。
躑躅を残して綺麗に雑草を取り除くことが難しく苦労が絶えなかった為、躑躅には申し訳ない気持ちで一杯でしたが一度全部更地にすることにしました。
面積は50×200(cm)くらいでしょうか。
① 先ず雑草除去。根深くて地上部分しか除去できないものが多数。
② 躑躅の地上部分切除。この作業が気持ち的に申し訳ない気持ちで一杯。
③ 躑躅の根部分をメインとした地中の根除去。
実はこの③の作業が途轍もなく難航作業で、掘っても掘っても直径10cm程の切り株がビクともしません。しかも3カ所。半日ほど作業の3日目でようやく撤去出来ました。
またこの作業中には、指に棘が刺さったり腰を痛めたり花壇の上の看板に頭を強打するなど痛い目にも沢山遭いました。

この作業後のタイミングに、ビジネスパートナー様から広報誌が届きました。
(ここの会社様の社長様のお話が面白く欠かさず読んでます。)
今回の内容は【季節の変わり目に注意】
『季節の変わり目は「土用」と言い、春夏秋冬の年4回あるそうです。
古来 土用の期間は土を司る神様が土を支配し土の気が旺(さかん)になり、草むしりの様に土をいじる事や家を建てたり井戸を掘る事は「土動かし」と言い、土用期間中は禁止する習慣があったそうです(陰陽五行説)。
因みに今回の春の土用期間は、4月17日から5月4日までの18日間です。』

読んだ後、絶句でした。
文章には「迷信かも知れませんが~」とあったのですが、僕にとっては信じるしかない状況です。またこの社長様も以前に土用の期間に工場用地の掘り起こしをしたところ、ご本人と工事に携わった建設会社社長様が原因不明の痛みで動けなくなってしまったと綴られています。
文面の最後にアドバイスあった『うっかり土いじりをしてしまったら、その土地を酒と塩で清めましょう。』を直ぐに施したのは言うまでもありません。

動物にしろ植物にしろ全て命ある尊き存在。
食す時の『頂きます。』に、心より感謝する気持ちが年齢を重ねるごとに強くなっています。
土用の丑の日しか知らなかった僕にとって、土用の雑節はとても貴重な学びとなりました。

編集後記
躑躅(ツツジ)→変換して漢字を初めて知りました。難しいですね。
難しい漢字でお客様の会社名や使用頻度が高いものは、出来るだけ自ら書ける様に心がけています。躑躅はハードルが高そうです。

https://yamamoto-printing.jp/


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