精進料理に目覚める3歩前 #42
酒粕とオートミールと向き合って居たら
あっという間に1週間が過ぎている。
旅がらすであるワタクシの手元にある調味料は
味噌と醤油、みりんに塩のみである。
この調味料達にとことん活躍して貰って
酒粕料理を始めよう。
さて。
このnoteはワタクシがアトピーさんと
体調不良さんから逃げ回るために
食事を精進料理の方向に進めていくものである。
あくまでも途中。
なので。
まだお肉も食べたいし
お腹を壊す原因のニンニクも食べたい
小麦粉使って揚げ物も食べたい。。
などなど。
数々の誘惑に立ち向かいながら
進んでいるような進んでいないような状況を記している。
ここで問題が浮上する。
花粉から解放されてスースーと匂いを届けることが
可能となったワタクシの鼻は
酒粕のあの独特な香りをも運べるようになったのである。
しかしながら
ワタクシは酒粕初心者である。
あの独特な酒粕の風味を堪能できるほど
嗅覚と味覚は成長できていない。
これまであの独特な酒粕の香りにから逃げ続けてきた
ワタクシの人生。
甘酒でさえもしれーっと誰かに押し付けて生きてきたのである。
そんなワタクシがこの度
何故いきなり酒粕と云うものに興味を持ってしまったのか
ワタクシ自身にもよくわからないが
結構な量を手にしてしまったので楽しむしかない。
食し方をGoogle大先生に尋ねて見たところ
なんと。
上級者はそのままパクパクいけるらしい。
そしてそのままパクパクスタイルで食せば
熱に弱いとされる酵素や酵母までも摂れるようである。
うーむ。
欲張りなワタクシにはモッテコイな食し方であるが
アルコールに強くないワタクシの身体には
良いのかヨロシクないのか頗る微妙である。
とはいえ一度はそのまま口に入れてみたい。
ひと口大にちぎって。。。
パクり。
んんんんー。
想像を裏切らずに両側通行が可能となっている
鼻の穴を香りが駆け抜けていく。
うむ。
この香りに負けないくらいの香りのあるものに変身して貰うか
酵素や酵母の存在を忘れて加熱をしよう。
そう心に決めて再び酒粕の袋を開く。
まずは
味噌があるので酒粕を入れて味噌漬けを作ってみよう。
スーパーでお安くおつとめしていた大根さんに出会えたワタクシは
その大根さんを台所に招き入れて
大根さんに余すことなく活躍して貰う為
厚めに皮を切り集めて
酒粕と味噌と醤油とみりんをぐるぐる混ぜて漬けてみる。
翌朝袋から取り出してそのままザクザクと切り分けて
ご飯代わりに出動してくれたオートミールの朝食と一緒に食す。
ふむふむ。
大根さんにもう少し厚みを持って貰ってもいいのかもしれない。
さて。
違うお野菜も漬けてみよう。
大根のお次はキャベツ。
こちらも同じように味噌と酒粕と醤油とみりんで漬け込んで
朝ごはんなのか晩ご飯なのかわからないおかずとともに食す。
ふむ。
キャベツも良いではないか。
さてさてお次は人参である。
が。
ちょっと和え物風にしてアレンジしてみよう。
生の人参ちゃんとワカメちゃんに和えて
敢えてひと晩寝かせて出来上がり。
毎度のことであるが腹の虫をおとなしくさせるために
急いで食すことに夢中で写真に残し忘れているが
ここにくるみちゃんを載せているのである。
さてさて。
先ほどからちょこちょこと写真に写り込んでいる
オートミールさんにもそろそろご登場頂こう。
オートミールさんもワタクシは初めましてである
袋にはお粥やホットシリアル、グラノーラ、ミューズリーなど
使い方を丁寧に描いてくれてあるのだが
カタカナ料理にはとことんご縁を持たずに生きてきたワタクシには
かなりちんぷんかんぷんである。
お粥を試してみたのだが
どうにもお腹と背中がくっつく迄あっという間なので
ご飯茶碗に入れてアツアツのお湯を注いで食す方が良さそうである。
ノリノリでお海苔に巻いて食していこう。
ところでこのオートミールさん。
どうやらおやつとしても活躍してくれそうなので
とりあえずフライパンで炒って
くるみちゃんを仲間に入れてまた炒って
オリーブオイルをひと回しして
レーズンを加えて
メイプルシロップをドバドバ注いで
出来上がり。
これはグラノーラ?ミューズリー?
名前はともかく美味しく頂ければ良いのである。
このまま食してもいいのであるが
欲張りなワタクシは更にここに乗せたいものがある。
酒粕レーズンである。
酵素や酵母など気にしないことにしたワタクシは
酒粕を鍋に入れてフツフツさせて
そこへレーズンをボトボト入れてかき混ぜる。
こうして出来た酒粕レーズンを
先ほどの炒ったオートミールに載せてぐるぐるとかき混ぜて
食すのである。
栄養バランスやカロリーなんぞはよくわからないが
最高のおやつなのである。
飽きるまで食し続けるであろう。
そういえば。
どうやら寝る前に甘酒を飲むといいと知ったワタクシは
寝る前甘酒大作戦を始めたのだが
温かい飲み物である甘酒は
どうもお酒の香りを強調しているようである。
それならば
香りに香りをプラスしようではないか。
バナナをちぎって純ココアをドバッと振って
そこへドボドボ水を注いで
ミキサーをブイブイ言わせてみる。
その間に鍋で酒粕さんにババンババンバンバンと
ほぐれて頂いて
ブイブイ言わされたミキサーから
ココアバナナジュースも一緒に鍋に中に入って貰って
酒粕さんと仲良くババンババンバンバンして貰う。
そうして出来上がったのが右側の茶色い飲み物である。
これならちっともアルコール感がないので
おかわりしたいくらいである。
ワタクシのこの食し方が身体にいいのかどうかはさておき
酒粕さんとオートミールさんに
少し歩み寄れた事にしよう。
再び旅がらす活動になるのか
精進料理に目覚める方へ進むのか
ちっとも分からないが
また次回。