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精進料理に目覚める3歩前 #28

ぬか漬けに 憧れあるが 手が痒い

我ながら素晴らしい一句である。
ぬか床が欲しい。

でも、管理できる気がしない。

おまけにお盆からアトピーさんまで帰省しているのだから
痒みの原因となるものには出来るだけ触れたくない。
でも、ぬか床ライフへのあこがれが止まらない。

こんなワタクシの揺れる気持ちを詠んだのだが。

どうやらチャンスは思わぬ方向から巡ってくるようだ。


さて。
このnoteはワタクシがアトピーさんと体調不良さんから逃げ回るために
食事を精進料理の方向に進めていくものである。

あくまでも途中。

なので。
まだお肉も食べたいし
お腹を壊す原因のニンニクも食べたい
小麦粉使って揚げ物も食べたい。。

などなど数々の誘惑に立ち向かいながら
進んでいるような進んでいないような状況を記している。


もうこんな時間である。
相変わらず野菜の日に
野菜について書きたいワタクシは停電していないのをいいことに
書きかけのこのnoteを開く。

外は40メートルの風が吹いて
そろそろ電気のモチベーションも下がりかけている。

南側から風が吹くので
空気を抜くために少しだけ開けている
北側のトイレの小窓から外を覗く。

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雨粒がグルグル回っているのだが
ワタクシのデジキャメ氏ではこれが限界である。

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雨粒らしきものを幻想的に映し出してくれただけでも
デジキャメ氏を大いに褒めて差し上げたい。

副業に役立てたいあのフクギは物凄い柔軟性を発揮している。
凝り固まったワタクシの身体も頭の中も
あのくらいの柔軟性が欲しい。


家を横断して南側の玄関は
昨日カメラに収めた波に引けを取らないくらいの
満ち引きとしぶきをあげている。

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デジキャメ氏。
こちら玄関では素敵な一枚を切り取ってくれた。

4:16
まだ書ける。


このままでは。
粉糠雨の舞う台風レポートになってしまうので
冒頭の自慢の一句に話を戻す。
抜かりなく。



こちらの糠は

ぬか漬けである。

前回の#27の冒頭写真のあの茄子である。

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これ。
頂き物のナスのぬか漬けであるのだが
その袋の中にたっぷりの糠に包まれた

でっぷりとしたナスがどっぷりと漬かっていた。

でっぷり茄子をどっぷりと漬からせるには
まあまあな量の糠が必要で

茄子を引き抜いたその袋の中には
まあまあな量の糠が残っている。


うむ。
取り敢えず糠を陽気に容器に移してみる。

タッパー半分といったところか。

日数を置きすぎていたので
少々でっぷり茄子から水分がでているが。


使えそうである。

それにしても水分が多い。
キッチンペーパーなどでちょんちょんと水分に触れていくが
あまり水分が吸収できている感じもしないうえに
ゴミも出る。

どうやら作戦を変更した方がいい。
Google大先生に取り敢えず水分の抜き方を質問をする。

ほほう。
何とも素晴らしい方法があるではないか。

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昆布。

昆布を入れると昆布のぬか漬けが出来上がって
糠の水分が抜けるなんて。

最高の食材である。

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昆布のぬか漬けの出来上がり。

いやぁ。
これが美味しい。

毎日食したいくらい美味しいのである。

そしてこの昆布漬けを食したいがために
昆布に水分を吸われて糠がカサカサにならぬよう
水分の多い野菜を漬ける。

本末転倒もいいところである。

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胡瓜に冬瓜。

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名前に冬のつく夏野菜。
冬瓜。
この野菜のない夏にはありがたい存在である。

更に虫に食われていなければ1つ丸ごと保管して冬まで置ける。
活躍の幅が広い野菜である。


この瓜のおかげでぬか床の出勤シフトは

瓜→昆布→瓜→昆布 である。

人参も茄子も手に入れば漬けたいのだが
ご存じの通り台風ラッシュなうえに
旧盆である。

もちろんワタクシの活動時間。
スーパーには欲しい食材がない。

糠も使い続ければ減ってくるもので
タッパーの1/3を占めていた糠も
今や1/5くらいで昆布以外は半身浴状態である。

稲作のないこの地で糠が手に入るのか分からないが
どうにかして始めたばかりの
このぬか床ライフを継続させていきたい。


さて。
前回書ききれなかった
黒糖のコクと旨みたっぷりの黒糖コーラのはなしをしよう。

それにしてもぬか漬けからのコーラ。
見事な組み合わせである。

以前。
黒糖の面白い使い方をGoogle大先生に訊ねたところ
返ってきた回答が黒糖コーラであった。

その時も材料を揃えてチャレンジしたのだが
分量をはかるなんて機能を備えていないワタクシは
結局何だかよく分からないものを作りあげたのだが。

今回は違うのである。

偶然OKUDAIRA BASEさまの動画に出会う。


そこで量らない主義を貫くワタクシでも
何とかなりそうな分量の計測方法が記されていた。

運命のレシピである。

是非とも参考にして黒糖コーラを作り上げて
夏の水分補給とミネラル補給の二役買って頂きたい。


レモン同様に
クローブやカルダモンも粒表記であるので
数ならかぞえられる。

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そうはいっても黒糖と甜菜糖はグラムじゃないかと
指摘されそうであるのが

ここで運命のビビビを感じた黒糖が活躍する。

そもそも1袋が分量ちょうどであるのだ。

ここまできたら残るは甜菜糖の分量だけである。
これは何となく黒糖にあわせたらどうにかなるであろう。

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鍋に材料を入れて。

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水を加えて火にかける。

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灰汁を撮り、
じゃない取り。

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それっぽいものができあがる。

ここ書いている今。
5:37 停電である。
風はあまり吹いてはいない。

このパターンは点いたり消えたり気まぐれな停電である。

2分間の停電を終えて再び点った灯りは
20秒ほどで消えて
漆黒アゲインである。

南の島の朝はゆっくりと始まるので
空はまだ真夜中色だ。
おまけに雨戸までぴっちりと閉まっている。

中断。

5:46 復活アゲイン。

あと1時間すれば明るくなってくるだろう。


さて。
黒糖コーラ。

OKUDAIRA氏のようにオシャレなビンに入れて保存したい
ワタクシは家中探しておばぁが漬物を入れてくれた
空き瓶を発見した。

某養蜂場のはちみつのビン。

うむ。
なかなかオシャレである。

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さて。お味の方は。

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この家の食器棚から一番オシャレなグラスを引っ張りだす。
なんだか居酒屋スタイルであるが。

これに炭酸水を注いでカラカラの喉に流し込む。

うむ。
いいぞ。

前回できあがったものとは段違いである。

これは。
作り置きしておいて毎日飲みたい。

スパイスもこの暑い夏には最高だ。


黒糖のコクと旨みも活きている


。。。気がする。


もう6:00である。
野菜の日どころか完全に秋の朝を迎えかけている。


最後のグァバの話は写真だけ載せよう。

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シーズンであるが台風もシーズンなので
台風で落ちる前に一斉回収。

食べ過ぎたらお腹が詰まるらしいから
1日2個までと決めて食す。



さて、窓の外に色がついてきたので
今回はこれでおしまい。

次回はもう味覚の秋である。


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