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自分のベストパフォーマンスを振り返る


マインドセット

年上のお兄ちゃんお姉ちゃんみたいに速く走りたい。

そんな思いでスタートした陸上生活だったが

当時小学1年生から敵うはずのない人に
勝負を挑んでいた。


その時は少しでも近づきたい一心で

何も考えず練習をしていたが

今考えてみると当時の私は
無双状態だったんだと思う。

『年下なんだから負けて当然。
だけどこの状況で少しでも近づけでもしたら
勝ってしまったらみんなビビるだろうな。
おもしろいだろうな。』


常にこのマインドで練習をしていた。
常にワクワク状態。

負けて当然と思っているので
プレッシャーがなく、
100%攻めに専念ができていた。


こういうマインドの時は本当に強い。

そう思わせることが陸上人生の中で過去に何回かある。

1回目は小学2年生の時。
確か運動会の練習をしていた時だったはずだが当時の担任先生と50mを勝負することがあった。

当時大人になんて絶対勝てないと
思っていたが、

『これ勝ってしまったらおもしろいんじゃないか。』

と無双マインドが発動し、
結果タイムを大きく伸ばして
先生に勝ったことがある。


同じ形で小学5年生の時に
陸上教室のコーチと100mを勝負した時。
ギリギリで勝った記憶がある。


後は小学5年生の時の全国大会。
初めて走った国立競技場でワクワクが
止まらないどころかこんなところで
全国優勝したらおもしろいと
興奮して夜も全く眠れず、全国優勝をした時。


中学1年生の時に当時絶対的強さを
もっていた大阪府の3年生のタイムに並んで
走れたらと思うとワクワクして
走り現在の中学一年生の100m
日本記録11秒16で走れた時。


中学2年生の全国大会200m準決勝で
憧れていた優勝候補の選手と
初めて同じ組になり
勝てたらおもしろいとスタートにつき、
勝てた時。
全国大会なのに終始楽しく走った覚えがある。


高校1年生の時に
中学時代から憧れていた先輩達に
少しでも近づきたい一心で走った
大阪インターハイ。
200mでは21秒12で走れた。


そして高校2年生の時の
国民体育大会100m決勝。

招集テントで待機している時に
陸上雑誌常連のメンバーと
同じ空間にいる自分にワクワクが
止まらなかった。

結果50m手前で肉離れをして
しまったけれど
間違いなく無事ゴールをしていたら
現在の自己ベストになっていたに
違いない会心のレースだった。


自分の陸上人生は
『お兄ちゃんお姉ちゃんみたいに
速く走りたい』から始まった。

今振り返れば
自分のベストパフォーマンスの全て
自分の中で憧れの人や
誰もが期待していない状況の時だ。

逆に最高学年の時などは逆に
結果がでていない。
挑むというより立場を
死守をする気持ちが大きい時だった。

このことに関してはまた
詳しく書けたらと思う。

いらないプライド

そして最近まで過去走れた
自分のいらないプライドが邪魔して
自分の原点には遠く離れている自分がいた。

今の自分はトップ選手でもなんでもない。
そう思うまでかなりの時間がかかった。

『守るものなんてない、
思いっきりチャレンジする』


このマインドになった時、
真の力を発揮できるのだと思う。

それを過去の自分が教えてくれた。



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