見出し画像

中学1年生日本記録が出た理由

小学生の時に陸上の世界にどっぷりハマった私は

当然中学生になった時にも陸上部にはいることになった。


入部前に一悶着

当時陸上部にはヤンチャな先輩がたくさんいて

同級生のヤンチャな友達に

『慎吾陸上部はいるなって先輩が言ってたぞ!』

入部前にそんな一悶着あったが

なんやかんやで入れることになった。笑



中学1年生の時は陸上について何も知らなかった

当時を振り返ると

陸上のことを知っているようで全く知らなかった。

中学生になって小学生の時にはしていなったトレーニングを

頻繁にやるようになった。

それは補強トレーニングである。

小学生の時は当然、腹筋や背筋などを強化するトレーニングは

一切してこなかった。

中学の練習はというと、

走るメニューをおこなってから
補強トレーニングが
必ずメニューに組み込まれていた。

何回も言うが、
当時陸上に対する意識は全くなく

『トップ選手のマネをしていたら速くなる。』

のスタンスで陸上を学んでいた。


トップ選手を見てみると

デニス・ミッチェルも

アトランタオリンピックで世界記録を出した

ドノバン・ベイリーもマイケル・ジョンソンも

みんな筋肉が大きく『マッチョ』であった。


中学1年生の私は

マッチョになったら速く走れると思い、
顧問に相談しにいった。


そうすると顧問が、

『おまえ、ずっと陸上をしていたいか?』

と質問され、

『はい!』と答えると


『だったら重りをつけた
 本格的な筋肉トレーニングをしすぎるな。

それは高校生の時までとっておけ。

今は腹筋や背筋、懸垂など基本的な
補強トレーニングを中心にやりなさい。』


そう言われた私は、

だされた練習メニューにプラスα補強を継続してやるようになった。


ひたすらやった懸垂

当時、懸垂をたくさんやっていて

連続で30回以上はできていたような覚えがある。

そうすると筋肉は大きくはならなかったけど

走る時に全くブレない走りが勝手に身についていった。

懸垂を連続30回以上できていたということは

上体がしっかり安定した状態で、腕から肩周りが強化できていた証拠だ。


補強トレーニングがもたらした効果

今当時のレースを見返しても全く上体がブレない。

更に筋反射も若いので追い風になれば足がアホほど回る。

そりゃタイムがでるなと今振り返るとそう思う。


そしてフォームは基本に忠実な動きだった

カール・ルイスのフォームをマネていた。

(走る前はデニス・ミッチャルのマネ)


その時は筋肉がたくさんつけば速くなると

補強が走りのどう繋がるまでは全く理解していなかったが


結果、上体の安定する走りに繋がった。


私がよく指導する際に子供達に伝えるのは

『上半身は荷物。荷物を運ぶ時にグラグラしていたら

運ぶのが疲れるし、スムーズに運べないでしょ?それと一緒。』


そんなことを伝えている。

上半身の安定は速く走る上にとても大切な要素の一つである。


今、新型コロナウイルスの影響で自宅待機をしている人が多いと思う。

この機会にぜひ自宅で補強をやってほしい。
腹筋など基本的なものでいい。


この状況が落ち着いて走れるようになった時に絶対に自分がパワーアップしたことを感じれるはずだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?