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最高学年というプレッシャー


私は最高学年の時に結果がでていない。

小学6年生の時は全国で2位。

中学3年生のときは全国で3位。

高校3年生にいたっては怪我で地区予選で終わってしまった。


小学6年生の時にコーチにこう言われたことがある。

『慎吾、この調子やったら全国勝たれへんぞ!』


今あの時を振り返ってみると、

小学5年生の時は色々な人に全国優勝することを伝えると

返ってきた言葉のほとんどが

『全国にはたくさん速い人がいるから無理ちゃうか?』だった。

そんな言葉を言われる度に

『勝ったらおもしろいぞ!』とワクワクが勝っていたのだが


小学6年生の時は

全国優勝が現実となり、パッションが熱くなるものがなくなったというか

2連覇したらおもしろいぞ!とうまくそう思えなかった。

逆に前回チャンピオンとしての重圧を

小学生ながらに感じていて、そちらの方が勝っていた。

負けたらどうしよう。
2連覇という期待に応えないと。

そんな感情がグルグル私の中を駆け巡っていた。

コーチの目から見ても練習にも以前のような攻める感じがなく、

そのような言葉を私に伝えたのかもしれない。


中学生・高校生の時もそうだ。

1年生・2年生の時で成績を残し、3年生の時には

山本慎吾が勝つだろうという前評判の重圧に勝てなかった。


私自身メンタルがそこまで強くはない。

どちらかといえば繊細な方だと思う。

だから私自身はトップ選手になりきれなかったのだと思う。

もし昔の自分に声をかけてあげるとしたら

『1位とらなきゃ、タイム出さなきゃじゃ絶対順位やタイムはでないよ。もっと肩の力を抜いて、何も考えず思いっきり走っておいで。
そうすれば、おまえはもっともっと速く走れるよ。』

そんな言葉を昔に戻れるならかけてあげたい。





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