#098 かんたんアクアパッツァ
在宅勤務が始まって、食生活で変わったことは、魚介類をそれまで以上に食べるようになったこと(その分豚や鶏肉の摂取量はかなり減った)。
北海道から獲れたてほ魚を取り寄せる、というのを4月から5月にかけて計4回やってみて、魚を捌く楽しさに目覚めた。ただ刺身でばかり食べられるわけではないし、届いたその日か翌日に食べられないものは、基本3枚におろしたのち冷凍となる。
冷凍魚の料理を何にするか、が毎回の課題になる。
それまで買ったこともない(みたことすらなかった)魚だと、ネットや手持ちの料理本で食べたいと思うレシピを探すのだが、だんだん面倒になる。
かと言って焼魚では味が淡白そう(もしくはボリュームが出ないな)とか、煮付けは味付けが和風で飽きるな、、など自分のレパートリーも全くあてにできない。
先月届いた魚が冷凍庫に残っていて、どうしようかな、と思った矢先、宅配野菜で届いたプチトマトをみて、ふと「アクアパッツァ」が思い浮かんだ。
もしや、、とホットクックのレシピ本を開いたら、やっぱりあった。
しかも無水調理。
アクアパッツァは(wikipediaによれば)
水とトマトだけあるいは白ワインを加えて煮込んだ魚のスープ のことを言うらしいが、ホットクックではむしろ水いらず、白ワインのみで煮込むレシピである。
作り方もこれまた簡単。
魚に塩胡椒をふり、
ホットクックの内鍋にオリーブオイルを入れ、
魚を並べて、
あさり、プチトマト、ニンニク(みじん切り)、
パセリ、白ワイン 50mlを入れて
メニューをセットしスタート。
これで約20分後には出来上がり。
スタートボタン押してからお風呂に入り、出る頃には出来上がって保温状態になっている。
出来たてアクアパッツァでの晩酌が楽し過ぎて、金土日となんと三夜連続でアクアパッツァだった。
毎夜魚こそ違ったが、作り方は一緒。
金曜日はムシガレイとアサリのアクアパッツァ。
2日目土曜日は金目鯛とヤリイカとアサリのアクアパッツァ。
3日目日曜日はマソイとウマヅラハギとアサリのアクアパッツァ。
3回とも、魚介から出る旨みたっぷりで、味付けも極シンプルなのに深みがあって感嘆してしまった。
これは誰も失敗しようがない料理だと思う。
アクアパッツァの由来は諸説あるらしいが、一つにはナポリの漁師料理とのこと。
日本で言えば、あら汁みたいなものだろうか。
魚介の旨味丸ごといただこうと言う姿勢が似ている。
何はともあれ、私の中で決まった。
白身魚・青魚ならなんでも、アクアパッツァにすれば大丈夫。
お助けレシピを手に入れて心強い。ホットクックがなくてももちろん作れるが、無水調理で時短なところが気に入った。
美味しそうな魚が手に入ったらまた作ろう。
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