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パガニーニとベートーヴェン

ヴァイオリンが上手すぎて本気で悪魔だと信じられていた
19世紀のヴァイオリニスト&作曲家のニコロ・パガニーニ。
そんなパガニーニに、「好きな作曲家は誰ですか」と聞いた人がいるそうです。
その答えは…


とのこと。 現代の日本でもおなじみの大御所三人が挙がったのはなかなか興味深いです!
このインタビューの通り、パガニーニは特にベートーヴェンのことが大好きでした。直接会ったことはありませんでしたが、パガニーニは自分の演奏会の始めによくベートーヴェンの序曲を使ったり、オフの日にベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を弾いて悦に浸っていました。


当時、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲は知る人ぞ知る…的な作品でした。そんな中いち早くこの名曲の魅力を理解していたパガニーニはさすがです。(周りの人に弾いて聴かせた後、「この曲知ってる?」と聞いても知らないと返ってきたそうです)
パガニーニの弾くベートーヴェンの協奏曲、聴いてみたいですねぇ…

さらに、パガニーニのベートーヴェン好きっぷりを表すエピソードがこちら


しばらくその場にじっと座って、"e morto…(死んじゃった…)"と
呟いたそうです。

ベートーヴェンと同じ時代を生きたパガニーニ。彼が目指した音楽はベートーヴェンの作品とは一見全く違うように思えますが、パガニーニの心には密かなベートーヴェンへの憧れがあったに違いありません。

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