やまみちゆか

音楽イラストレーター&漫画家 クラシック作曲家がちょっと身近な存在になるようなイラスト…

やまみちゆか

音楽イラストレーター&漫画家 クラシック作曲家がちょっと身近な存在になるようなイラストや漫画を描いています。パガニーニ推し活動中 ご連絡はホームページの連絡フォームよりお願いします。 https://teriyaki162.wixsite.com/yamamichi

最近の記事

リストとパガニーニ

鬼才のヴァイオリニストとしてヨーロッパを駆け巡っていたパガニーニ。後の時代に名を残す音楽家たちもまた、パガニーニの演奏に魅了されました。 ピアノの超絶技巧で知られるリストもその一人でした。 リストが出会った頃のパガニーニの話はこちら! パガニーニはピアノの歴史も変えたリストは若い頃、父の死や身分の差による失恋、差別などを立て続けに経験し、失意の底に沈んでいました。自分のスタイルを見出すことができず、演奏活動を休止した時期もありました。そんな中出会ったパガニーニの演奏が、彼

    • パガニーニの漫画18

      悪魔とさえ信じられたヴァイオリンの名手、ニコロ・パガニーニの人生を綴った漫画です。ついにパリに到着したパガニーニは、友人のロッシーニに様子を聞き演奏会にむけて準備します。独特の緊張感が漂うこの街で、果たして彼の演奏はどう評価されるのか… 前回のお話はこちら 最初から読みたい方はこちらからどうぞ 激動の街パリ1831年にパリに到着したパガニーニ。彼を歓迎する人々もいれば、敵意を向ける人もいました。到着した当初体調が優れなかったパガニーニは、国王の招待演奏を断り、それが生意

      • パガニーニの漫画17

        悪魔とさえ信じられたヴァイオリンの名手、ニコロ・パガニーニの人生を綴った漫画です。ヨーロッパツアーの中でショパンやシューマンなどの若き作曲家たちをも魅了していったパガニーニ。次の目的地パリを目指し旅立ちました。 前回のお話はこちら 最初から読みたい方はこちらからどうぞ パガニーニとロッシーニはなかよし同じイタリアの作曲家同士、兼ねてから交流のあった2人。以前にはロッシーニのオペラをパガニーニが急遽指揮し、演奏会を無事成功させるというエピソードもあります。漫画でも紹介して

        • パガニーニの漫画16

          悪魔とさえ信じられたヴァイオリンの名手、ニコロ・パガニーニの人生を綴った漫画です。息子を育てながらヨーロッパツアーを行うパガニーニ。次の目的地ワルシャワでは、学生のショパンが名ヴァイオリニストの到来を待ち侘びていました。 前回のお話はこちら 一番最初から読みたい方はこちら パガニーニとショパンはたぶん会ったことがあるパガニーニがワルシャワを訪れた際のメモ帳には、「ショパン… …ピアニスト」とメモが残されています。また、同時期にパガニーニが知人に送った手紙の中に「(エルス

        リストとパガニーニ

          パガニーニの漫画15

          悪魔とさえ信じられたヴァイオリンの名手、ニコロ・パガニーニの人生を綴った漫画です。喧嘩ばかりだったアントニアと別れ、パガニーニは1人で息子のアキーレを育てることにしました。 前回のお話はこちら 最初から読みたい方はこちらからどうぞ シングルファザー・パガニーニパガニーニがアキーレを引き取った時、アキーレはたった3歳でした。 引き取ってしばらくの間、パガニーニはアキーレの世話を他の人に任せるのを嫌がっていたそうで、着替えも入浴も自分で面倒を見ていました。前年、目を離した隙

          パガニーニの漫画15

          パガニーニの漫画14

          悪魔とさえ信じられたヴァイオリンの名手、ニコロ・パガニーニの人生を綴った漫画です。ウィーンを皮切りに、ヨーロッパツアーで大成功を収めるパガニーニ。しかし交際相手のアントニアとは、以前から不和な状態が続いていました。 以前のお話はこちら! 最初から読みたい人はこちらからどうぞ 子どもの世話をしないアントニアアントニアがどのくらい息子のアキーレを愛していたかはよく分かりませんが、あまり面倒を見ていなかったようです。以前アキーレが足を骨折した時も、付きっきりで看病したのはパガ

          パガニーニの漫画14

          パガニーニのコンサートに行ったシューベルト

          ヴァイオリンが上手すぎて悪魔と契約していると本気で信じられたパガニーニ。 1828年に始まったヨーロッパツアーの皮切りはウィーンの街でした。 その演奏会に行ったお客の中には、かの有名な作曲家の姿もありました。 パガニーニの演奏会に行くために家財道具を売った話はデマ シューベルトがパガニーニのチケットを捻出するために、家財道具を売り払ったというエピソードが広まっていますが、これはデマです。漫画でも描いているとおり、シューベルトは3月に自分の演奏会を開いて、珍しく両手にいっぱ

          パガニーニのコンサートに行ったシューベルト

          パガニーニの漫画13

          悪魔とさえ信じられたヴァイオリンの名手、ニコロ・パガニーニの人生を綴った漫画です。ついにイタリアを飛び出してヨーロッパツアーを開始したパガニーニ。1828年にウィーンで始まったツアーで、人々はパガニーニに熱狂しました。 前のお話はこちら 最初から読みたい方はこちら! つづきはこちら

          パガニーニの漫画13

          パガニーニの漫画12

          悪魔とさえ信じられたヴァイオリンの名手、ニコロ・パガニーニの人生を綴った漫画です。同棲していた歌手アントニア・ビアンキとの間に子どもができ、アキーレと名付けかわいがるパガニーニ。しかしアントニアとの仲に亀裂が生じ、このまま暮らしていいべきか悩み始めます。 前のお話はこちら 最初から読みたい方はこちら! つづきはこちら

          パガニーニの漫画12

          パガニーニの漫画11

          悪魔とさえ信じられたヴァイオリンの名手、ニコロ・パガニーニの人生を綴った漫画です。体調を崩ししばらく故郷のジェノバで療養することになったパガニーニは、母との穏やかな毎日を過ごしていました。ところが信頼していた母までもが金を理由に自分を裏切っていたことを知ってしまい、悲しさと虚しさを抱えたまま家を出るのでした… 前のお話はこちら 最初から読みたい人はこちら! 続きはこちら

          パガニーニの漫画11

          パガニーニの婚活

          ヴァイオリンが上手すぎて本気で悪魔だと信じられていた 19世紀のヴァイオリニスト&作曲家のニコロ・パガニーニ。 派手な女性関係を持ちながらも生涯独身だった彼ですが、実は婚活に励んでいた時期がありました。 漫画でも触れた、パガニーニ逮捕事件から数年後の1818年から結婚願望を燃やしています。この時パガニーニは30代後半。当時としては少し婚活のスタートが遅いような気がしますが果たしてどうなることやら…!? パガニーニは恋バナしたいタイプ 恋の悩みは歴史の中でも多くの作曲家が

          パガニーニの婚活

          パガニーニの漫画10

          悪魔とさえ信じられたヴァイオリンの名手、ニコロ・パガニーニの人生を綴った漫画です。ローマでたまたまロッシーニに会ったパガニーニ。翌日オペラの初演を控えているロッシーニでしたが、なんと指揮者と奏者が急病で大ピンチ!このままではオペラが中止になってしまうと嘆く友達を救うべく、パガニーニは一肌脱ぐことに…!? 前のお話はこちらからどうぞ 最初から読みたい方はこちらからどうぞ! 続きはこちら

          パガニーニの漫画10

          パガニーニの漫画9

          悪魔とさえ信じられたヴァイオリンの名手、ニコロ・パガニーニの人生を綴った漫画です。演奏活動で稼いだお金を父に奪い取られ、人生の虚しさを感じてしまうパガニーニ。心を満たすために不健全な交際を繰り返します。ある日アンジェリーナという若い女の子と知り合い同棲を始めますが、そこへ急に警察がやって来て…!? 前のお話はこちらからどうぞ 最初から読みたい方はこちらからどうぞ! つづきはこちら

          パガニーニの漫画9

          パガニーニの漫画8

          悪魔とさえ信じられたヴァイオリンの名手、ニコロ・パガニーニの人生を綴った漫画です。ナポレオンの妹、エリザ皇女の元で宮廷音楽家として働いていたパガニーニですが、自由な暮らしを求めて再びフリーの音楽家の道へ。そこに現れたのは、幼い頃パガニーニにひどい仕打ちをしてきた父の姿でした… 前のお話はこちらからどうぞ 最初から読みたい方はこちらからどうぞ つづきはこちら

          パガニーニの漫画8

          パガニーニとベートーヴェン

          ヴァイオリンが上手すぎて本気で悪魔だと信じられていた 19世紀のヴァイオリニスト&作曲家のニコロ・パガニーニ。 そんなパガニーニに、「好きな作曲家は誰ですか」と聞いた人がいるそうです。 その答えは… とのこと。 現代の日本でもおなじみの大御所三人が挙がったのはなかなか興味深いです! このインタビューの通り、パガニーニは特にベートーヴェンのことが大好きでした。直接会ったことはありませんでしたが、パガニーニは自分の演奏会の始めによくベートーヴェンの序曲を使ったり、オフの日にベー

          パガニーニとベートーヴェン

          パガニーニの漫画7

          悪魔とさえ信じられたヴァイオリンの名手、ニコロ・パガニーニの人生を綴った漫画です。ナポレオンの妹、エリザ皇女にヴァイオリンの腕を見込まれ、宮廷音楽家として就職することになったパガニーニ。エリザ皇女といい関係になってしまいますが、同時に別の女性とも関係を持ち…!? 前のお話はこちらからどうぞ 最初から読みたい方はこちらからどうぞ 続きはこちら

          パガニーニの漫画7