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洋食屋さんのフライ考

この時期、「ビヤホールランチョン」の名物といえば、
間違いなくカキフライであろう。
カキチャウダーに生牡蠣、そしてカキフライという「カキ三大メニュー」を目当てに足を運ぶ人は多いはず。
けれども、今日はあえて「メンチカツ」を選んだ。
メンチカツはオールシーズンいただけるお料理で、
もう何度も、それこそ数え切れないほどオーダーしているのに、
どうしても&無性に食べたかったのだ!

そのワケは……ちょっと前、よそのお店で、
なんとも残念なメンチカツを食べてしまったからかもしれない。
だから「メンチカツはやっぱりランチョンに限るなぁ!」と安心したくて、ここにやってきたのだ。
はたして、ランチョンのメンチカツは
(ちなみにメニュー名は“自慢メンチカツ”という)、
期待を裏切らなかった! いつもと変わらぬ、安心の味だった。

ランチョンは、とってもラフで気兼ねないお店だけれども、
お料理のたたずまい、ビールの泡はピカイチだ。
そう、真っ白なクロスのかかった、
かしこまったレストランであってもいいくらい、といつも思う。

そんなランチョンで、
デミグラスソースを従えた端正なメンチカツをいただく。
「今日はどこから切ろう?」 
よしっ。真ん中にナイフを入れると、蒸気が立ち、
旨さの爆弾ともいうべき香りが立ち上がる。
サクッ、ジューシーなんて幼稚な表現では追いつかない。
アツアツをふぅ〜〜っ、ふぅ〜〜〜〜っと頬張る。
「ああ、やっぱりおいしい!」メンチカツにして正解だった。

付け合わせのキャベツとマカロニサラダを彩る
「自家製トマトのドレッシング」のお話はまたの機会に。


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