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miroを活用した学習の個性化と指導の個別化

ICT 文部科学省 個別最適な学び 思考力 判断力をキーワードに検索しました。GoogleのAIが生成した結果が以下です。

 文部科学省は、個別最適な学びを行う際に使用が見込まれるICTを利用した教材として、思考力や判断力の育成を挙げています。
 個別最適な学びとは、児童生徒一人ひとりに合った柔軟な指導を行うことで、基礎学力を習得させることを目的とした教育用語です。
 学習の個性化と指導の個別化から構成されており、特性や学習進度などに応じて基礎的・基本的な知識・技能等の確実な習得をめざす「指導の個別化」と、興味・関心等に応じ、1人ひとりに応じた学習活動や学習課題に取り組む機会を提供する「学習の個性化」から構成されています。
 ICT教育では、世の中の様々な事象を情報とその結び付きとして捉え、情報及び情報技術を適切かつ効果的に活用して、問題を発見・解決したり自分の考えを形成したりしていくために、情報活用能力を養うことを目的としています。

授業でICT活用することが求められていますが、先生方の多くは「授業のためのコンテンツ」を求めているように感じています。
・授業で子どもたちに使わせると一人一人がよどみなくICTを使える
・子どもたちの興味を引くためのネタ
こんなICT活用を求めている人がまだ少なくないのではと感じています。

ただ、これだと紙でも同じことができたり、その時間・授業でしか使えないコンテンツだったりすることが多いです。

今、求められているICT活用はそうじゃないように感じています。

2年生との授業

2年生と基礎基本の授業を週に1回やっています。授業をするのは前回で4回目。全9回の予定で半分くらいまできました。
計画はmiroボード上に残しています。

これまでだったら、計画は「スプレッドシート」、指導の流れを示すのは「スライド」、練習は「フォーム」や「プリント(PDF)」のようにコンテンツをバラバラにしていました。

それを今回はmiroボード上に集約しています。計画については実施後に内容を追記したり、実態に合わせて調整したりしています。完成形ではなく、修正しながら子どもたちにとってベターな方法を模索しています。

miroボードは担任、子どもたちと共有しています。いつでもこのボードには入れます。専用のパスワードを設定しています。

担任にはその日に実施する内容を把握してもらい、必要に応じて追加で練習ができるようにという考えです。
子どもたちはこのボード上で学ぶ内容を確かめたり、コンテンツに移動したりするのに利用しています。もちろん、端末を持ち帰ったら、保護者も学習の履歴をたどることができます。

こういったコンテンツはこれまではクラスルームで配信してきました。
miroボードを開いている子どもたちは「全員を呼ぶ」機能で教師と同じ画面に集めることができます。前方のスクリーンに集めている画面と同じ画面を子どもたちに一人一台端末に表示させ、子どもたちはそこから教師の指示するコンテンツにジャンプすることができます。

Kahoot!をするときもここからジャンプをさせて、ゲームPINを入力します。

プリントの答え合わせもボード上で行っています。miroにはPDFを直接埋め込むことができます。ここにペンツールで答えを書き込んでいます。子どもたちは自身の端末で答えを確認できるので見やすいです。教師がスクロールをしてスクリーンの画面では答えが見えなくなっても、子どもたちは自分の端末で見たい箇所にとどまることができます。また、毎回の授業後は必ず同じプリントを宿題に出しています。子どもたちは家でプリントに取り組んで、わからなくなったら、miroで確認ができる。そんな仕組みにしています。

まとめ

ここまでのことをまとめます。
この取り組みは、学習の個性化と指導の個別化を重視しています。miroボードを活用することで、授業内容や練習課題を柔軟に調整し、生徒一人ひとりの特性や学習進度に合わせた指導を実現しています。

担任は毎回の授業内容を把握し、必要に応じて練習の追加や調整を行うことができます。

子どもたちはmiroボードを通じて自身の学習活動を確認し、興味や関心に応じた学習課題に繰り返し、取り組むことができます。また、授業後の家での学習もサポートします。

これにより、子どもたち一人ひとりの学びに対するアプローチがより柔軟で効果的になり、確実な基礎的・基本的な知識・技能の習得を促進しています。

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