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プログラミング(4年生)

今日は3年生と4年生のプログラミングの授業でした。使用した教材はスクラッチで、2日間の日程の1日目の授業でした。

3年生には1つのスプライトに対してコードを組むプログラムを、4年生には2つのスプライトにそれぞれ異なる動きをするように別々のコードを組むやり方を教えました。

4年生は3年生で1度、プログラミングの授業を経験しています。ただ、授業自体は完成したスクラッチを提示し、その中身を見て、コードを書き換える体験で終わりといった内容でした。

指示を変えることで制御できることを伝える授業としてはありかなと思いますが、必要な指示を論理的に考えるという部分が足りないかなと感じました。

そこで、3年生と同様に身の回りのものがプログラムされて制御されている話から始めて、白紙の状態からコードを組み立てて目的に動作をするようにプログラミングしてみることにしました。

3年生はスプライト一つに対して動作を指示していくのに対して、4年生は上から落ちてくるりんごをキャッチするゲームとして、スプライトとりんごの2つの動作をプログラミングすることにしました。

4年生も3年生と同様に経験が豊富な子と全くの初めての子が混在しているので、基本を一斉指導しながらアレンジは自己責任でやってもOKという感じで進めました。

アレンジした子の中にはなかなかの強者も!

点数を加えるコードは完成形として例示していましたが、自分でそこを取り入れています(授業での全体指導は次回と考えていました)。さらに、点数をしゃべらせるようなコードまで加えています。こういう発想力とそれを実現させるスキルがスバラシイなと思います。


普段からスクラッチで遊んでいる子は自分の知っている技をいくつも加えてさらに楽しくなるように、ゲーム性が高まるようにと作っていました。

こういう子が一人でもいると周りへ知識や技術が波及していくのでクラス全体のスキルアップが見られます。すごく貴重な子笑

休み時間には作成したゲームにBGMを付ける方法を見つけていた子の周りに「何々、どうやるのー」と興味を持った子たちが集まり、その子からコードを聞き出して情報共有、自分のスクラッチに加えてあちこちで音を鳴らしていました。

こんなふうに授業が終わってもどんどん自分たちで学びを広げて、深めていく子どもたち素敵だなと思いました。担任の先生の日ごろの授業と学級経営の賜物ー

4年生も目標の内容までたどり着けたので、次回は仕上げをすることと、制御をするものをもう一つ増やして作るゲームに挑戦させてみようと考えています。来週の授業が楽しみです。

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