信州一人旅【参日目】

前日の美ヶ原高原での朝が素晴らしかったので,次の日も続けて体験したいな,と思っていました.
特に,前日に登った牛伏山はすごく良くて,駐車場からもあまり登らずに山頂まで行けるので,ここで夜明けを見たい!となっていました.
(ただし美ヶ原高原に向かう白樺の道を深夜に通ることがトラウマ化しており,夜が白け始めるタイミングで山道に入るような計画にはしました)

ここで満点の星空と夜明けを見れたら最高だろうなぁ,と思いながら360度の自然風景を満喫し,いざビーナスラインへと足を運びます.

しかし前日からの思いとは裏腹に,山は厳しい側面を見せつけてきたのでした.


#4. ガスにまかれたビーナスライン.日の出など拝むべくもなく...

山道に入る前までは順調でした.
空もどうやら晴れているようだし,これなら昨日のような夜明けや雲海が期待できるだろう,となんとなしに思っていました.
しかし,山道も高所の方になってくるとどうやら様子がおかしいです.
昨日車内から感動を覚えた地点で星が見えません.
上を見てもなんだかぼんやりと白っぽくなっています.

どうやらこれが登山用語でいう所謂「ガス」というものでした.
登山用語7「ガス」「ホワイトアウト」

おそらく自分と同じような目的の車が何台か止まっていましたが,牛伏山の駐車場はこの様子.
登っていく先も真っ白でよく見えません.

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それでも日の出のタイミング近くなったところで,意を決して上を目指してみることにしました(途中,撮影を諦めたであろう二人組とすれ違いました).

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昨日の晴れやかな道と同じとは思えません.
風はとにかく強いし,寒いし...
三脚を持つ手がかじかんで仕方ありませんでした.

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それでもこういう天候というのは新しい風景感を教えてくれるものです.
モヤがかかった中で見せるシンプルな構図の綺麗さは全くの新境地.
きっとモノクロフィルムだともっとよく映えるんだろうな,と思いながら厳しい環境に息をする植物達にカメラを向けていました.

そうして失敗の朝を終えた後,ガスでモヤのかかりまくったビーナスラインを移動しながら,次なる目標地点・諏訪湖へと向かいます.


#5. 諏訪〜松本で過ごす日中.高所とは違う晴れやかな天気と共に

牛伏山からビーナスラインを経由しつつ一気に諏訪湖へと降りて行きます.
この日は諏訪を中心に過ごすぞ,と決めていました.

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まず諏訪湖に降り立って感じたのは鴨の多さです.
こんなに鴨っていたっけ,っていうくらい鳥は大体鴨です.

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そして湖畔に立ってみて,諏訪湖に臨んで.
そこにあったのは明鏡止水に限りなく近い,美しい湖でした.

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風もほとんどなく,ちょうど程よく雲がかかり,なんとも幻想的な風景がそこにはありました.
写真を撮っているのは下諏訪の方なので,対岸には上諏訪の建物が立ち並んでいますが,やや霞がかって見えるので,絶妙に幻想的な建物のシルエットとなっていました.

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上諏訪側から見ても綺麗な湖は綺麗な状態で,湖の真っ只中にある鳥居を中心に撮影などもしていました.

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その後はまずせっかくなので美味しい蕎麦を食べに行き,

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そばごころ 小坂
諏訪で一番美味しいらしい蕎麦屋さん.蕎麦は写ってないけど,確かにすごく美味しかったです.
開店時間の11:30より少し前に行っておくのがオススメです.

松本に向かう道中で綺麗な風景にまた出会い,
(おやきのお店に向かう道中でした.しかしながらおやきはどうやら午前中に買っておくのが吉らしく,この日はおやきにありつけませんでした)

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松本で風景を見る定番であろう,アルプス公園から松本市内を一望し,

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蕎麦を中心に食事をしていると味の濃いものが恋しくなって,ラーメンを食べてこの日は終了しました.

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最後の〆にはまた瑞祥へ...

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ハッセルブラッドで撮影した写真

Coming Soon...

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