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電子本

本はジャンルにかかわらずたくさん読むほうだと思うんですが、ついついいろいろ手を出してしまって、つんどく、、が増えていきます。いろいろ手を出してしまうことの問題はほかにもあって、次々読みたいばかりにさらーっと読み飛ばしてしまったりすること。あの本面白かったなーって思って、内容を思い出そうとしたら、何にも思い出せなくて、ああ実はちゃんと理解しながら読んでたんじゃないんだなーって気づくことも度々あります。特に科学系の本は、わからないところは飛ばしてしまったりして、いつまでたっても科学の入り口の前で、わかりたいのにーという気持ちを抱きながら呆然と立ちすくんでいるような状態です。そこで、学生時代を思い出して、メモやノートを取りながら読んで、少しでも理解を深めよう。ついでにネットに投稿してモチベーションの維持を図ろうというのが note を始めたきっかけでした。

話が少し飛ぶのですが、10年ほど前にカナダに移住しました。何かの資格があったわけでもなく、英語が好きだったわけでもなく、配偶者ビザでの移住だったので、当時は英語力をあげることが最優先事項で、まずはカレッジのESLに通いました。ESLとは英語圏以外から来た人たちのためのコースで、短大や大学の英語での授業が受けられるように、文書の読み方、レポートの書き方、プレゼンテーションの仕方など様々なことを教えてくれるコースです。その後会計のコースを2年間取ったのですが、ここまでで移住してから5年近くかかりました。この5年間の間、日本語をほぼ封印しました。読書も英語のみと決めていました。移住した時点でかなりの歳(40代でした。。。)だったので、よっぽど集中しないと授業や見知らぬ土地での生活についていけなかったんです。

日本語を封印したといってもネットで日本語のニュース記事を読んだりはしていましたし、ほかの日本からの移民の方たちをお茶したりはしてたので、日本語の禁断症状は出なかったのですが、辛かったのは日本語の本が手に入らないことでした。その当時は電子書籍もまだ一般的ではありませんでしたし、本を読むなら紙の本でなくっちゃ!とも思っていたので、電子書籍の可能性を積極的に考えてもいませんでした。でも英語もそれなりにはなってきて、仕事も見つかるかもしれないと思えるようになってきて、気持ちに余裕が出でくると、何としても日本語の本が読みたいという気持ちがどんどん高まって、アマゾンの電子書籍の購入を考え始めました。ところがアマゾンジャパンからの電子書籍の購入は基本的に日本からしかできないようでした。5冊くらいは購入できるのですが、それ以上注文しようとするとエラーメッセージが出て、先に進めなくなってしまいます。今でもそうなのかはわからないんですが。

そこでほかのネット書店もいろいろ調べてみたら、ほとんどの書店は日本国内でしか注文できないことが判明。読めないとなるとますます読みたくなるもので、アマゾンをはじめ他のネット書店にもメールして、国外への販売を検討してください!!とお願いしたんですが駄目でした。そんななかで見つけたのが角川書店(KADOKAWA)が運営するブックウォーカーでした。メインのターゲットは漫画やライトノベルの読者のようなんですが、一般の書籍もなかなか充実しています。値下げやポイント還元があるのもうれしいところです。5年ほどの断・日本語本の反動は大きくて、読む時間があろうとなかろうとどんどん購入してしまい、あっという間に大量のつんどくが、、とにかく目を通すだけでもして、追いつかなくては、、、

ここでやっとこの投稿の冒頭部分に戻りました。購入した本をとにかく消化するような読み方で、本当に読書を楽しんでいるのかしら?昔はどれだけ時間がかかろうと読みたい本をじっくり読んでいた気がする。こんなふうに何かに追われるように読んでいるなんて、なにかがおかしい。。昔のように楽しい読書がしたい!難しい本はメモやノートを取りながらじっくり取り組みたい。と思い、電子書籍の購入をしばらく控えていたんですが、、ポイント還元50%に負けて、前々から面白しろそうだなあと思っていた本を何冊か買ってしまいました。

「天文学者に素朴な疑問をぶつけたら宇宙科学の最先端までわかったはなし」、「進化のからくり 現代のダーウィンたちの物語」、「美しき小さな雑草の花図鑑」、「数学の学び方・教え方」、「古生物のしたたかな生き方」など。ほかにも片付けの本とか、主婦向けの雑誌なんかも買ってるんですが、カッコよさそうな本だけ挙げました。

どこにいても好きな本が買えるようになって、重たい本を持ち運ばなくても気軽に読めるようになって、非・紙の本もいいもんですね。それでも手触り、質感、発色、装丁、フォントなどなど、やっぱり紙の本のほうがいいなあとは思っているんですけどね。

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