E=mc2のからくり 第1章 2
講談社・ブルーバックスの「E=mc2のからくり」を読みながらノートをとったり、まとめたり感想を書き留めたりしています。
前回、素粒子が集まって生命を作り出すことの不思議に触れましたが、この本は物理学の本。著者は以下のように書いています。
生命を含むさまざまな物質が「何からできているのか」に考えをめぐらせるのは、きわめて重要かつ興味深いテーマです。ですがその前に、まずは物質でできている’’物体’’が従う「物理法則」を考えなければなりません。すなわち、「物理のからくり」です。
科学ってそういうふうに、「どんなふうに動いているんだろう。どうしてこんなふうになるんだろう」っていう疑問を、仮説を立てたり、それが実証できるか実験したりすることなのかもって思います。
もちろん、精密機器などで実際の作りを観察できることもあると思いますが、遠い宇宙の出来事や過去に起こったこと、素粒子などものすごくミクロな世界は実際に観察できそうにないですもんね。少なくとも今のところは。。
そして過去の科学者たちが、今のような精密機器や巨大な装置がない時代に、成し遂げてきた、たくさんの科学的発見も、この「物理のからくり」と解き明かそうとする努力から生まれたんですよね。
そんな「物理のからくり」のお話。まずは天体の動きからです。
言わずと知れた「天動説」と「地動説」。
動いているのは地球? それとも太陽?
答えはもちろん「地球」。なんですが、、
「ほんとにそうなの?」って思うことありませんか?わたしはあります。だってどんなに気持ちを集中しても「ああ、地球が動いているなあ」っていうふうには感じられないんですもん。
これは「地球は丸い」についても思うことで、散歩中に、今歩いている道をずーっと進んでいくと地球をぐるっと回ってここに戻ってくるーと頭の中で視覚化しようとするのですが上手くいきません。
学校では、水平線から少しずつ見えてくる船の様子で地球が球であることを証明できる、なんて習った記憶がありますが、全然納得できませんでした。
私たちの脳は極端に大きいものとか極端に小さいものを実感としてイメージできるようには出来ていないんですね。。
話がなんだかそれてしまいました。。
もちろん地球は丸いと思っているし、地球は太陽の周りを回っていると思っています。でもそのからくりをあらためてじっくり考えたことは無かったんです。
本書ではそのからくりを時代を追いながら紹介しています。
私が高校時代に物理をあきらめるきっかけになった「ケプラーの法則」も出てきます!
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