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【企業人事必見②】DX化のキーポイントリスキングと〇〇〇〇

 前投稿ではDX化と呼ばれる中で多くの企業が従来のビジネスモデルや従来の社内の在り方からデジタルにシフトしていることは言うまでもなく、日本や世界でコロナ影響を受けて加速している波ということを記載した。その中で真のDX化とは、デジタル化にすることだけが目的ではなく、「企業の組織・文化・制度を含めたそのものの変革」ということである。
つまり、社員自身のデジタル化に適した形でのリスキング(職業能力再開発)が必要、デジタル化に合わせた社内の再教育が人事目線で必要であり、それは上流から下流含めすべてのバリューチェーンにいるスタッフの教育が必要ということである。 ではそれだけで真のDX化が果たせるか?というと実はもう一つ人事目線でやるべきことがある。それを今回は考察していく。

DX化のもう一つのキーポイントとは?

 DX化においてリスキングともう一つが【アップスキリング】である。英語ではどちらにおいても能力開発の領域で一般的な用語であり、このDX化の動きに伴ってさらに文脈が加わった。それが現職でステップアップするためにさらにスキルを高めることであり、その人自身の生産性や業務難易度を上げ市場価値を高めるということ。 例えば、営業担当者が営業マネージャーになるためや、営業分析や戦略を立てれるようになるためにITツール・分析を学ぶということをアップスキリングという。つまり社内のデジタル化に合わせた再教育のリスキング領域とこれまでの知識・技術をさらにアップデートして高めていくアップスキリングのこの二つがキーポイントとなってくる。

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DX化の先に 見据えるものとは?

 このリスキングとアップスキリングの動きは早くも米国を中心に諸外国ではその動きが加速している。(こちらは別の記事で公開予定)
大切なことはまずは、そのDX化をしてどうなりたいのか?というゴールを描くことが重要である。 デジタル化にシフトすることが目的ではなく、その先に何を描くのか? これが人事含め経営戦略として幹部や社長が描かなければならない。生産性アップのためなのか、人的労働削減による固定費削減なのか、はたまた既存のビジネスモデルのアップデート、新規事業・新商品開発とそこまで描きながら軌道修正しなければ、DX化をしてもこれまでと何ら変わっていないという状況に気付くはずだ。
今一度このデジタル・トランスフォーメーションがもたらす未来を真剣に考え、その未来がもたらす可能性から自社がそれをもって何を成すのかを描くことが重要となる。 そのうえでその仕組みを創り(エンジニアやIT人財)、それを分析・解析して提言(データアナリスト等)、その全体像をもって事業戦略や経営戦略に落とし込む戦略家が必要となる。 それと同時に社内の社員自身のアップデートや再教育、配置転換を行い、社内全体のリソースをアップデートすることで本来あるべきのDX化が実現する。これ以降に関しては改めてDX化とは何か?諸外国やDX化の事例、日本ならではのリスキング等を考察していく。

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