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鉄のこぶし:聖書をめぐる旅 6/20

6/20(月)
 イスラエルの叫びにこたえてきた主なる神様が、鉄のこぶしをもってエルサレムを叩くことを宣言しています。残念ながら、エジプト、荒れ野を経験しても民の本質は変わることがありませんでした。  

エゼキエル書19章

2あなたの母はなんという女だろう。
まるで雌のライオンのようで、
子どももライオンの子のようだ。
10あなたの母はまた、
水のほとりに植えられた
ぶどうの木のようだった。
豊かな水のおかげで葉も青々と茂っていた。

 エルサレムの指導者に語られた、ライオンもぶどうの木のたとえ。
子ライオンは檻にとらえられ、連れ去られた。
一番強いぶどうの木も根こそぎ引き抜かれて、地に投げ捨てられた。
ライオンのようにもっとも強いと言われた者も、ぶどうの木のようにアブラハムの系列を継ぐ者も、投げ捨てられることを語っています。
ユダヤ人にとって、その正当性の象徴を使って、それでも裁きは免れないことを強調していると思いました。


エゼキエル書20章

5-6神はこう語ると告げるのだ。わたしがイスラエルを選び、エジプトでわたしが神であることを示した時、彼らとその子孫とにこう誓った。彼らをエジプトから連れ出し、彼らのために探しておいた、乳とみつが流れる最良の地に導くと。 7それから、こう命じた。『すべての偶像を捨てよ。わたしこそ、おまえたちの神、主だ。エジプトの神々を拝んで身を汚すようなことをしてはならない。』
8だが彼らは、わたしに背いて、いっこうに聞こうとしなかった。偶像を除くことも、エジプトの神々を捨てることもしなかった。それで、彼らがまだエジプトにいる時、わたしは彼らに怒りを注ごうと思った。
神である主は語ります。「わたしは生きている。いくら願っても、わたしは何も答えない。 32いくら、回りの国々を見ならって木や石の偶像を拝もうとしても、それはできない。
33わたしが鉄のこぶしを振り上げ、大きな怒りをこめて、おまえたちを治めるからだ。 34憤りをこめた強い力で、散らされていた国々からあなたがたを連れ出し、 35-36荒野にあるわたしの法廷に集め、そこであなたがたをさばく。あなたがたをエジプトから連れ出したあと、荒野でした時のように、反逆者を取り除く。
46「人の子よ、エルサレムの方へ顔を向け、エルサレムとネゲブの森に、 47こう預言せよ。神のことばを聞け。ああ、森よ。わたしはおまえに火をつける。生木も枯れ木も、木という木をすべて焼き尽くそう。その燃えさかる炎は消されず、国中を焼け野原とする。 48そしてすべての国々は、主であるわたしが火をつけたことを知るだろう。その火が消されることはない。」


 イスラエルのエジプトでの叫び、荒れ野の40年の叫び、それらにこたえて神様は救いの手を差し伸べていますが、その行った先々で民は、神ではないものを拝んで罪を犯しました。
今、都エルサレムが敵ではなく、主の言葉によって火をつけられることが宣言されました。
イスラエルは、神様に救われるとすぐにそれを忘れて、自分勝手な道、そして偶像礼拝に走ってしまいます。
神様は、おそらく7の7倍以上に忍耐を重ねて、決定しているのだと思います。
ある意味、この状態の人間を救うために、神様は新しい道としてイエス様をこの世におくってくださったのだと思いました。


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