見出し画像

★本日の素材~彦イワシ★

久しぶりの登場!! 彦イワシの丸干をン年ぶりに作ります♪
小田原では「彦イワシ」ですが正式名称は「カタクチイワシ」と言います。
この魚は俗称が数多くあって「シコイワシ」や「背黒イワシ」などなど至る所で違う名前に変わるので販売するときも「彦イワシって何? あ--背黒のことかぁ~」などちょっと難しい時があります。

ちなみにこの魚も出世魚かもしれないです!!
イワシというと「真イワシ」「ウルメイワシ」「カタクチイワシ」の三大魚種がありますが、この子供を「シラス」と言います。もしかしたら親よりも子供の方が有名かもしれませんね。イワシを食べたことのない方もシラスは食べたことがあるかも。
ちなみにシラスを干した物を「ちりめんじゃこ」と言い関西ではなくてはならない魚です。あまり関東ではちりめんじゃこを食べる習慣がないんですが【私もシラスは生か茹でて食べるものだと思っていたので大学になるまで知らなかった・・・】、関西ではシラスで出汁をとる習慣もあって生よりもちりめんじゃこの方が主流になったようですよ。うちでは生シラスのお茶漬けを食べてましたが最高に出汁がでて美味い!!

また、ヨーロッパでもこの魚は水揚げが多いようで「オイルサーディン」や「アンチョビ」など色々なものに加工されて販売されてます。

「小いわしを七度洗えば鯛の味」
という諺があったりします。小さなイワシも水でしっかり洗えばタイと同じ味がしてタイと同じ価値があるといった意味になりますが、個人的にはイワシの味は大好きなので別にタイの味にしなくてもいいんじゃね!? と思います。
イワシ類の良さは味が極端に濃く、イワシ食べてる感があることだと思ってますので別に7回洗わなくても・・・。

なお、最後になりますが相模湾産の魚は鮮度が抜群に良いので丸干しにする場合は内臓の旨味が違います!! 内臓の苦さがまたたまらないのですが、嫌な苦味ではないんです!!

出来上がるまでに時間はかかりますが、出来上がったら最高の酒の肴ですので、お酒と一緒に試食しようっと!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?