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こんな時だからこそ留学の価値を再定義してみた。そして実験してみた。

・これから留学する人
・今留学中の人
・留学から帰ってきた人

に聞きたいのですが、留学の価値ってなにですかね?

この記事では、ある種正解のない議題と分かっていながらも、私なりの答えを見つけにいきます。

フィリピン留学8ヶ月、オーストラリアでワーホリ8ヶ月を経験し、数百人の留学サポートをしてきた私がもう一度初心に戻り、留学の素晴らしさを深ぼっていきます。

留学で得られることって何?

この質問を投げかけた多くの人が「英語力」と答えます。

もちろん
留学=英語を伸ばす
は100%間違っていないです。

ただ、留学で得られることは英語力が全てではないのかなと。

海外で生活する事で
・文化の違い
・環境の変化
・人との出会い
・新しい価値観との遭遇
を得ることができます。

英語力をあげるなら日本で英会話スクールやオンライン英会話、外国人がいるバーに行く等、いくらでも手段があります。

未知の世界に身を置くことで、今までの”あたりまえ”を覆される経験は留学ならではの大きな大きなメリットです。

留学の本当の価値は?

Twitterでこんなアンケートを取ってみました。
209人の方が投票してくれているので信憑性はあるのではないでしょうか。

4つの選択肢を用意し、留学の価値とは何か?と質問を投げかけてみました。

・英語力の向上
・環境の変化
・人との出会い
・費用を払うことによる覚悟

この結果は、留学経験者は納得し、留学経験者ではない人にとっては少し驚きだったのではないでしょうか?

回答数を見ると、環境の変化人との出会いにこそ留学の価値があると回答した人が、全体の77%を閉める結果となりました。

この結果から分かることは、スキル習得よりも経験に価値があると感じる人が多いという事です。

簡単にまとめると、

留学することにより、環境の変化や人との出会いが生まれ、英語学習のモチベーションが上がり、結果英語力が上がる。

と言うことです。

とはいえ、まだまだ仮説に過ぎません。

次にこの仮説をもとに実験を行いました。

学校が提供する1番大事なものを省いてみた

実験を行うにあたり、留学先の学校が提供するものを大きく2つに分けます。

経験、環境の変化
・新しい価値観が得られる環境を提供する
・様々な人が集まる場を提供する
・英語学習のモチベーションをあげるための環境を提供する
英語スキル
・英語レッスン

そして、学校が提供する「英語スキル」を省きました。

そこで生まれたのが、英語学習者限定のシェアハウスです。

経験をベースにした英語シェアハウスの提供

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仮説→実証に移るにあたり、日本にある国内留学施設「ECヴィレッジ」で1ヶ月限定の英語シェアハウスを提供しました。

Twitterで募集をかけ、男女合わせて合計12名の方に参加してもらいました。

・世界一周予定のパーソナルトレーナー
・大学サッカー全国優勝チームのスタメン
・Ubereatsで月100万円稼ぐフリーランス
・世界の貧困地域をサポートする活動を行っている女子大生
・学生団体を立ち上げ、留学生を無償でサポートしている大学生
・カナダ留学に行くためにIELTSを学習中の学生
etc...

などなど様々な人がこの実験に参加してくれました。

参加者がなぜこの実験に参加してくれたのか?を聞いてみました。

・実家だと何もやらないから
・就活のネタに使いたかった
・同じ英語学習者仲間を見つけたかった

やはり、環境の変化や人との出会いを求めている人が多い印象。

授業を提供しない留学を提供した結果

国内留学と比較してみます。

・ECヴィレッジで提供する国内留学の一般英語コース(4週間約16万円)
・英語学習者限定のシェアハウス(4週間無料)

■学習面
・国内留学
1日の学習時間:約7時間(内レッスン5時間)

・英語シェアハウス
1日の学習時間:約10時間(内レッスン0時間)
■プライベート面
・国内留学
自習、外出

・英語シェアハウス
英語イベント、食イベント、交流会、自習、スクールメイトと外出

結果として、学校側からレッスンを提供してあげるよりも、同じ英語仲間が集まる環境を提供した方が、個の学習時間は大幅に増えると言うことがわかりました。

特に面白いと思ったのは、英語シェアハウスの場合は、自主性が生まれイベントの企画や開催が頻繁に行われ、積極的に交流が行われました。

今後の留学形はどうなるのか?

英語力UPを全面的に打ち出した学校は徐々に少なくなると予想しています。

ポケトークなど自動翻訳技術が改良され、言語の壁は確実に薄くなっています。
直近で言うと、「オンライン×コーチング」の組み合わせで様々なサービスが生まれています。これは、一人でお家にいても「自分を律することができない」からです。人は一人だと意思が弱まり、継続が困難となり、英語学習も放棄してしまうのです。

だから、コーチングと言う英語学習の本質的な要素を導き出してあげ、継続を促します。

今後、英語学習においては、テクニックうんぬんよりもを教えるよりも、英語学習の目的をみつける。を主としたカリキュラムに需要が出てくるでしょう。

すなわち「経験」を提供することで、学習の本質に気付かせてあげるプログラム。


実験結果をもとに、ECヴィレッジではこの経験×英語学習を組み合わせたカリキュラムに組み換えることにしました。

国内留学も、今後あるべき姿に変わっていかないと時代に置いていかれそうですね。

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